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特急富士回遊号の簡単な解説
◆ 新宿~河口湖(富士急行線)を結ぶ特急として2019年3月16日ダイヤ改正で登場した特急富士回遊号。特急スーパーあずさ(改正後は特急あずさ)、特急かいじと同じE353系を使用して、当初は2往復設定された。オール座席指定で付属編成の3両で運転されている。都心から富士急行線へ直通で乗り入れる毎日運行の定期特急列車はこれが初めてとなる。その後2度の増発により2024年春から4往復に。新宿~大月間は特急かいじ号または特急あずさ号との併結運転となる。
これまで同区間にはE257系(以前は183系)を使用して「ホリデー快速富士山」が運転されてきたが、おそらくその特急格上げと定期列車化による登場と言える。
「かいじ」との併結で富士急行線に直通する列車というと急行かわぐち号を思い出す人も多いだろう。1962年に設定されたこの列車をルーツとして考えるとこのルートはとても長い歴史を刻んできたことがわかる。もっとも、当時は国内旅行を想定する割合が高かったかと思うが、新設の特急富士回遊号では、世界遺産の富士山や河口湖を含む富士五湖を目指す訪日観光客を強く意識したものに変化している。
特急富士回遊号のデータファイル
【登場時:2019年3月16日】
使用車両:E353系(付属編成3両) 運転本数:2往復 運転区間:新宿~河口湖
【2020年3月14日改正】1往復増⇒3往復に。併結相手は特急あずさ。
【2024年3月16日改正】1往復増⇒4往復に。