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上越新幹線とき号の簡単な解説
◆ 1982年ダイヤ改正以後、在来線特急とき号の愛称を引き続いて上越新幹線の列車名として採用され、当初は全駅停車型(いわゆる“こだまタイプ”)の役割を担っていた。上越新幹線開業に際しては、在来線のとき号に加え、特急いなほ号、特急はくたか号などからの実質的編入もあったといえる。
それから15年近く経過した1997年10月1日改正にて、行先別の愛称設定をすることになり、「あさひ号」が新潟発着となり、「新潟まで運転されない短縮版」には「たにがわ号」が設定されたことにより、とき号の愛称は一旦消滅してしまった。(新潟に達しない列車をときと呼ぶことはできないのも当然だ)。
ところが意外と早く転機が訪れた。長野新幹線が「あさま」という愛称を採用し、1文字しか違わない「あさひ」と間違える人が多い誤乗車問題が生じたため、「あさひ」の愛称を変更することになり、その代わりとして「とき」の名が再び採用されるという形で奇跡の再登場を遂げたのだ。
新幹線としての車両は2現在E4系・E2系・E7系が使用されている。2013年3月16日のダイヤ改正までは200系も使用されていたが、この改正をもって国鉄型新幹線の終焉となった。2014年の春からはE4系MAXの帯を黄色から朱鷺色に変更開始、新潟デスティネーションキャンペーンに花を添えた。
一方のE2系はそのままである。元々ピンク色の帯は朱鷺色に近く、わざわざ変更したところであまりインパクトがないのが理由だろうか。でもむしろ溶け込むくらいの変更で好都合にも思えるのだが。
とき号全体としては、北陸新幹線金沢開業により多大の影響を被ることになると思われたが、越後湯沢発着のたにがわ号がその影響のほとんどを吸収したためわずかに1往復の減少にとどまることになった。 大容量モバイルバッテリー◆ANKER◆サイズ各種
2023年3月、E7系に統一される!
E4系MAXが引退したばかりの上越新幹線だが、2023年3月にはE2系も引退してオールE7系体制に入る。同時に上越新幹線で最高速度を240km/hから275km/hに引き上げ、所要時間最大7分短縮となる。
上越新幹線とき号のデータファイル
【登場時:1982年11月15日】 運転区間:大宮~新潟
運転本数:10往復 使用車両:200系
【1985年3月14日】東北新幹線上野開業により上野~新潟に変更
【1991年6月20日】東北新幹線東京開業により東京~新潟に変更
【1994年7月15日】E1系デビュー。MAXとき。
【1997年10月1日改正】愛称廃止。(あさひ・たにがわ体制により。)
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【2002年12月1日】とき復活。
【2003年11月28日】E1系トキラッピングに変更開始。
【2004年10月23日】中越地震によりとき325号が脱線。
【2007年3月18日】全車禁煙化。
【2009年10月18日】保安装置をDS-ATCに切り替え完了。
【2012年8月28日】E1系トキラッピングにひな誕生記念ステッカー追加。
【2012年9月28日】E1系定期運用終了。10月29日ラストラン。
【2013年1月26日】E2系を投入。
【2013年3月15日】200系定期運用終了。4月14日ラストラン。
【 3月16日改正】東京~新潟間ノンストップの設定を終了。
【2016年4月29日】現美新幹線のとき号営業運転開始。
【2018年4月15日】ホーム高架化による在来線特急対面乗り換え開始。
【2019年3月16日】E7系デビュー。
【2020年12月19日】現美新幹線ラストラン。
【2021年10月1日】E4系定期運転終了。
【2021年10月17日】E4系ラストラン(団臨:サンキューMaxとき)。
【2023年3月】E2系引退。E7系に統一される。最高時速240キロ⇒275キロに。