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特急はくたか号の簡単な解説
◆上野~金沢を上越線経由で結ぶ特急列車として上越新幹線開業前(1982年11月14日)まで運転されていた特急はくたか号。信越本線経由の特急白山と同じ区間を別ルートで結ぶ、姉妹列車とも呼ばれていた。「特急はくたか号」という愛称は、越後湯沢~金沢を北越急行線経由で結ぶ特急列車に与えられ、またさらに現在では北陸新幹線の東京~金沢直通列車の「停車タイプ」の愛称として採用された。
元を辿ると、大阪~青森・上野で運転されていた気動車特急白鳥号の上野編成を系統分離して命名されたのがこの特急はくたか号。運転経路は信越本線経由で碓氷峠を通るものだった。この頃(1967年~1969年)、特急雷鳥の臨時列車でキハ82系が見られたが、それはこの特急はくたか編成の間合い使用による運用だったようだ。
1969年10月、485系を投入して上越線経由に変更した新生特急はくたか号となった。
※画像提供:Amanogawa_exp様
← まだ地上駅だったころの金沢駅にて。はくたか4号上野行きだが、午後3時台のこの時間帯は上り特急加越、特急白鳥、下り特急しらさぎ、特急雷鳥、金沢止まりの特急白山と、ひっきりなしに特急が訪れる、非常に華やかな時間帯だった。ちなみに、繁忙期にはその片隅から和倉温泉行きの急行ゆのはな号も出発していった。
◆特急はくたか号のデータファイル
【登場時:1965年10月1日】●運転区間:上野~金沢 運転本数:1往復 使用車両:キハ82系
・ 特急白鳥号の上野発着(付属編成)を系統分離して登場したもの。
【1969年10月1日改正】485系(11両編成)に置き換え。信越線経由から上越線経由に変更(当時の信越本線の8両制限による)
【1972年3月15日改正】信越本線経由で特急白山号を新設。メインルートを奪われた形。
【1978年10月2日改正】食堂車の連結終了。イラストトレインマークを採用。489系を使用。
【1979年4月20日改正】1往復増発⇒2往復に。
【1982年11月15日(上越新幹線開業)改正】廃止。
◆特急はくたか号のお役立ちサイトご紹介
・ 【鉄道模型製作用参考写真集】・・・編成単位ではなく、1車両ごとのサイドビューをとらえた写真集。大きな画像データなので細部に至るまで見て確かめることができる、非常におすすめのサイト。 ●489系ボンネットはくたか (写真は北越急行経由のはくたか号)