シュプール神鍋・鉢伏号の簡単な解説
◆ 大阪~江原を結び、京阪神から神鍋高原・ハチ高原方面へのスキー客を輸送したシュプール神鍋・鉢伏号。シュプール・シリーズの中で最短距離の列車であり、同時に「快速」という種別で運転されたという点でも特異な存在である。
初年度となる1995年年始には福知山線経由で381系7両編成が使われたが、大糸線の豪雨災害により急行シュプール白馬・栂池号が運休・削減となっていた間キハ181系が余剰となっていたことから非電化の播但線経由に変更して翌年以降運転され、大阪~姫路間での集客に成功した。
しかしながら、車両が再びシュプール白馬・栂池号の運用に就くため、シュプール神鍋・鉢伏号は快速に格下げした上で急行型のキハ58系にランクダウンして運用に就いた。とはいえ、福知山区のキハ58系7200番代はかつて急行丹後号などに使用されたアコモ改善車で、転換クロスシートではなく回転リクライニング式で乗り心地は良く、外見は国鉄急行型を継続していたとあってファンや事情通の人たちには注目された列車の様だ。
シュプール神鍋・鉢伏号のデータファイル
登場時は急行シュプール神鍋・鉢伏
=== 福知山線経由 走行距離:164.4km(シュプール号最短距離)
・95/1/27~2/26 381系7両
===ここから播但線(神戸・姫路)経由 走行距離:179.9km
・96/1/12~3/17 キハ181系7両
・97/1/10~3/16 キハ181系5両
以下は快速シュプール神鍋・鉢伏
・98/1/23~3/1 キハ58系3両(リクライニング編成)
・99/1/22~2/28 キハ58系3両(リクライニング編成)
・00/1/21~2/27 キハ58系3両(リクライニング編成)
設定時刻例(2000年1・2月)
★行き
大阪20:02 ⇒ 八鹿22:37 ⇒ 江原22:47
《シュプールバス鉢伏号》八鹿駅22:45 ⇒ 氷ノ山鉢伏口23:40
《シュプールバス神鍋号》江原駅23:00 ⇒ 来栖野23:23 ⇒ 山田23:25
★帰り
《シュプールバス鉢伏号》氷ノ山鉢伏口15:30 ⇒ 八鹿駅16:40
《シュプールバス神鍋号》山田15:30 ⇒ 来栖野15:32 ⇒ 江原駅16:00
江原18:03 ⇒ 八鹿18:23 ⇒ 大阪21:30
※ 帰りのバスから列車の発車までかなり時間があるので夕食を想定していると思われる。
【シュプールバス乗換駅と目的地】
・ 八鹿駅⇒町営ターミナル・丹戸・氷ノ山鉢伏口
・ 江原駅⇒太田神鍋・名色・来栖野・山田