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特急はやとの風号の簡単な解説
◆ 吉松~鹿児島中央を結ぶ特急列車として運転されてきた観光列車、特急はやとの風号。
2004年3月13日(九州新幹線鹿児島ルート部分開業)に新幹線つばめ号に接続する霧島方面への観光列車として運行開始。肥薩線の人吉以北には他の特急が設定されていたが、南部の路線を走る唯一の特急として活躍を続けてきた。2016年3月ダイヤ改正以降の特急くまがわ号の廃止と九州横断特急の区間短縮により、一時は肥薩線唯一の特急となっていたが、2017年3月4日ダイヤ改正で観光特急かわせみやませみ号が登場し、同時にいさぶろう・しんぺいの1往復が特急化されることになったため状況は一変した。いさぶろう・しんぺいとの接続は極めて良好で、観光列車を連続して楽しむプランも可能だった。
しかし、2020年7月の豪雨災害の影響及びコロナウィルス感染症拡大の影響もあり、9月19日から当面の間運休すると発表。そして2022年3月21日をラストランとして12月25日から最後の運行を計画していると発表した。
2018年3月に臨時列車化そして2022年3月廃止。
2018年3月、特急はやとの風が多客期のみ運転の臨時列車となった。専用車両が指宿のたまて箱に変更されるなど、登場から14年で徐々に勢いを失っていることが表面化していたものの、特にテコ入れもなくときは経過していた。
JR九州と言えばD&S列車で盤石な体制を築いている印象があるが、実際には新鮮味を保つのには多大の努力をかけている。それは車両のリメイクだけでなく別路線への転用も含んでいる。今回、はやとの風の車両は「ふたつ星4047」という新たなD&S列車に転身するという。長崎地区が華やかになる一方で、肥薩線・南部区間の今後の活用法再考へと発展するのかもしれない。
※写真提供:Yuu200DC様(無断使用厳禁)
◆はやとの風号のお役立ちサイトご紹介
●【赤いひかり/座席特急の部屋】・・・列車供食事情というページで、鉄道と食をテーマに記事を公開されています。 ●はやとの風・車内販売
●【座席探訪】・・・列車内の様子を解説してくれているわかりやすい写真集。車両のタイプごとに詳細な解説と画像が含まれているサイト。おすすめです。 ●キハ147系はやとの風
◆特急はやとの風号のデータファイル
【登場時:2004年3月13日】(当初は臨時列車として登場)
・ ●運転区間:吉松~鹿児島中央 運転本数:2往復 使用車両:キハ147 1045・キハ140 2066
【2006年1月21日】キハ47 8062が専用車両として追加、キハ140 2066を予備車とした。
【 同年3月18日改正】定期列車に格上げ。
【 同年12月13日】人吉はやとの風号運行開始。
【2007年10月29日事故】肥薩線での踏切事故。「人吉はやとの風」の運行を中止。
【2012年3月19日】キハ140 2066を指宿のたまて箱用に再改造されたため2両体制に戻った。
【2018年3月17日改正】臨時列車化。 運転本数:2往復 使用車両:キハ147 1045・キハ47 8062
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