快速アイリス号の簡単な解説
◆ 函館~長万部を結んで始まり、下りが廃止された後も長万部⇒函館で活躍した快速アイリス号。かつて長万部駅の2つ隣りの国縫駅から分岐して日本海側の街「瀬棚」へと抜ける瀬棚線があったころ、函館~瀬棚・長万部に急行せたな(のちの快速せたな)という列車が走っていた。しかし、1987年3月15日に瀬棚線が廃止されたため、「せたな」という名称が実際的でなくなったため代わりの愛称として「アイリス」が採用された。長万部町の花であるアヤメの学名に基づいている。
おそらくだが、国鉄からJR化される前に登場した最後の愛称なのではないだろうか。国鉄として運行された日数はわずか16日である。
快速アイリス号のデータファイル
【設定当初の時刻】
《上り》長万部7:50⇒函館9:51
《下り》函館16:54⇒長万部19:07
【登場時:1987年3月16日】 使用車両:キハ40系1両
【2000年3月改正】下り廃止。上り1本のみに。
【2016年3月25日】上りも廃止。