お座敷やすらぎ号の簡単な解説
◆ 1986年に登場したお座敷客車で高崎鉄道管理局による「やすらぎ」号。12系を改造したもので各車両には北関東を水源とする川の名前が付されている。全ての車両がグリーン車扱い。掘り炬燵を備えつつもそれをふさぐこともできる構造。それはテーブルを裏返して収納すると畳になるというユニークな方法だった。
展望室はサロン席が設けられていたので和洋折衷になっていた。この頃すでにサロンエクスプレス東京や江戸などの車両があったが、それらと比べても展望車の中央窓の大きさが際立って大きな一枚ガラスになっていた。
※画像提供:中津川市・石田様
大口の団体客に対応するために、同じ12系の「くつろぎ」号とつなげた運用が見られることもあった。
EF60-19が「やすらぎ」に合わせたカラーリングとなり、専用機関車のようにして活躍した。この機関車はその後も重宝されて2019年まで在籍していた。客車は2001年3月31日に廃車された後、3両がわたらせ渓谷鉄道に譲渡されてサロン・ド・わたらせとして余生を送った。 大容量モバイルバッテリー◆ANKER◆サイズ各種
お座敷やすらぎ号のデータファイル
【登場時:1986年5月】運転区間:JR東日本・高崎支社中心
・ 車両形式:12系(6両)
【】 運用終了日は調査中。
【2001年3月31日】廃車。
1号車:スロフ12 827 ・展望サロン「神流」28人
2号車:オロ12 853 ・サロン室「荒川」36人
3号車:オロ12 854 ・サロン室「利根」36人
4号車:オロ12 855 ・サロン室「吾妻」36人
5号車:オロ12 856 ・サロン室「渡良瀬」36人
6号車:スロフ12 828 ・展望サロン「碓氷」28人
種車の車番
1号車:スハフ12 130
2号車:オハ12 319
3号車:オハ12 320
4号車:オハ12 321
5号車:オハ12 322
6号車:スハフ12 131
参考資料:鉄道ファン1986年7月号