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日本一長い距離を走る定期普通列車2429Dサボ◆~首位陥落、そして廃止へ!~

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根室本線2429Dの簡単な解説(アーカイブ2016/3)

◆ 滝川~釧路 間、308.4kmという長距離を、8時間半近くかけて走る2429Dは文字通り日本一長い距離を走る定期普通列車だった。JR北海道では2016年3月改正で大幅に普通列車を削減された中、2429Dは微調整にとどまった。列車番号に変更があり「2427D」となったこと、運転時間は6分短縮して「8時間21分」となったことくらいである。2427d-maro引き続き日本一を守ることが出来たかに思えた2427Dだが、この列車にはひそかにライバルが存在する。以前(2015年3月14日のダイヤ改正まで)は山陽本線の岡山~徳山~新山口315.8km5時45分で結ぶ普通列車(列車番号371M)があり、距離では371M、時間では2429Dが最も長かった。しかし2015年春に、371Mの運行区間が岡山~徳山間271.5kmに短縮したことにより2429D距離・時間ともに日本一長い普通列車になっていた。喜んだのも束の間、2016年3月26日ダイヤ改正で、371Mは369Mを番号が変わった上で運行区間が「岡山~徳山~新山口~下関間」となり384.7km7時間33分で走る形に拡大されたのだ。

したがって、2429D改め2427Dは再び「日本一運行時間の長~~い定期普通列車」のタイトルとなり、369Mと日本一を分け合うようになる。

根室本線・富良野~新得間廃止により消滅へ!

2427d-maro2016年10月25日の読売新聞の報道で、赤字3線区の廃線方針が明記されており、

●札沼線:北海道医療大学~新十津川、●根室本線:富良野~新得、●留萌本線:深川~留萌がその対象となる。

つまり、この「日本一長い時間走る定期普通列車」2427Dもその走行区間の中ほどが廃止されることになり、このタイトルを返上する時が近い将来訪れそうだ。

※画像提供:まろ様

根室本線2429Dの画像

サボの下半分には「日本一長い距離を走る定期普通列車(2429D)」と、はっきり記されている。根室本線2429Dのサボさて、前述の通り、本当にこのタイトルホルダーになったのは2015年3月14日ダイヤ改正のこと。それまでのタイトルホルダーだった山陽本線の普通列車371M(岡山~新山口:315.8km)が、途中の徳山で系統分割していた約1年間の天下だった。日本一長い距離を走る定期普通列車2429D

とはいえ、それまでも時刻表で見る限りにおいて山陽本線371Mの以前の距離は294.1kmに見えるため、以前から2429Dの方が日本一だと多くの人に思われていた。しかしそれは山陽本線で岩国以東から櫛ヶ浜以西に行く場合に、より距離の短い岩徳線経由で運賃計算をするという特定運賃制度があるために実際の走行距離よりも21.7km短く表示しているためだった。

サボが付いた2429D車体側面

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