SATONO(さとの)の簡単な解説
◆ 2024年春デビューの新しい観光列車「SATONO(さとの)」。4/6の「快速あいづSATONO」で営業運転を開始する。
車窓から眺める「郷の景色」。降り立った瞬間の「郷の香り」。郷の人・食・文化、ここで出会う一つひとつが、まるでふるさとのように懐かしくて温かい。ゆっくりと、のんびりと、東北の豊かな風土を味わいながら列車旅を楽しんでいただきたいという想いから「SATONO」と命名された。リゾートあすなろ号で使用されてきたディーゼルハイブリッド車両HB-E300系を改造しての登場だ。
各地のイベントや季節の移り変わりに合わせて、宮城・福島・山形の 3 県を中心に運行すると発表されているが、磐越西線・左沢線での運転がまず計画されている。南東北エリアの観光列車と言えば磐越西線のフルーティアふくしまの引退後、陸羽東線のリゾートみのり号の引退後の、それらのエリアを大きくカバーしていくかもしれない。
エクステリア
1号車:グリーン系の段階的グラデーション、若葉色で草木の芽吹く様子を表し、濃い緑で深い山々をイメージしている。
2号車:ブルー系の段階的グラデーション、水色は清らかで雄大な川の流れや広い空を、濃い青は深い海をイメージ、東北地方の清らかで豊かな水や透き通った空気を表現しているとのこと。
画像はJR東日本プレスリリースより拝借
SATONOは磐越西線でデビュー、左沢線・仙山線へ
磐越西線で引退した「フルーティアふくしま」に代わり、「あいづSATONO」号として2024年4月6日デビュー。そして左沢線を行く「さくらんぼSATONO」号として6月15日から、また秋の10月5日からは仙山線に場所を移し、「いろどりSATONO」として走ることも発表されている。
「いろどりSATONO」初設定時の運転日
【運転日】
10月5,6,12,13,14,19,20,26,27
11月2,3,4,9,10,16,17,23,24
「あいづSATONO」初設定時の運転日
【運転日】(すでに終了)
4月6,7, 13,14, 20,21
5月3~6、11,12,18,19,25,26
6月1,2, 8,9,
「さくらんぼSATONO」初設定時の運転日
【運転日】(すでに終了)
6月15,16, 22,23, 29,30
SATONO(さとの)のデータファイル
車両:HB-E300系(2両編成) リゾートあすなろ号からの改造車両。
登場予定:2024年春
車内は1号車がボックスシート中心で4人ボックス、2人用・1人用といくつかの形態があり、定員25名となる。2号車は2人掛けリクライニングシートを中心に配置されて定員34名。一足早く、同じリゾートあすなろ号から改造されて登場する「ひなび(陽旅)」と基本的なつくりは共通するものと思われる。
画像はJR東日本プレスリリースより拝借