いそつり号の簡単な解説
天王寺~新宮を結んだ夜行鈍行に「いそつり」号という列車があった。愛称そのものの歴史は結構古いようだが、その名が示す通り「釣り人」を主な対象とした列車であり、週日の需要はほとんど見込んでいないことから臨時列車である。
同じ紀勢本線には「南紀」号、「はやたま」号、さらには愛称なしの夜行普通列車があったので、それを補完する列車、後にはその需要を引き受ける列車として存在したようだ。
1985年に復活した夜行普通のいそつり号は12系客車を基本的に使用したが14系を使用した実績もあったという。
いそつり号のデータファイル
【登場時:1965年前後】運転区間:天王寺~新宮 (臨時1往復)
・ 使用車両:旧型客車(両) ★当初は「磯釣り」号が正式表記。
【1978年10月以降】紀勢線の夜行普通列車の愛称が「はやたま」に統一されたと思われる。
いそつりははやたま52号として運転か。
【1985年3月改正】夜行を含む急行きのくに号廃止に伴い、夜行鈍行の「いそつり」が復活。
【1989年】新大阪発の電車快速いそつりとして運転
【1990年】快速きのくにという愛称が確認できる。おそらくここまでで廃止。
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