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寝台特急いなば号の簡単な解説
◆ 東京~米子を結んでいた夜行列車、寝台特急いなば号。東京~名古屋間は寝台特急紀伊号との併結運転を行なっていた。牽引機は一貫して「東京~京都間:EF58」、「京都~米子間:DD51」。この一貫してEF58が牽引した定期の寝台特急はこの列車のみであろう。客車は14系8両で、オシ14形を含んでいたが食堂車の営業は行われなかった。
※画像提供:Amanogawa_exp様
山陰本線の寝台特急というと現在では寝台特急サンライズ出雲、一昔前には東京~浜田・出雲市を結んで2往復運転されていたブルートレイン出雲号が代表的。
とはいえ、1975年3月~1978年10月のわずか3年半ほどであったが、寝台特急いなば号(東京~米子)がブルートレインとしての姉妹列車として出雲号と共存していた頃があった。兵庫県北部や鳥取県と首都圏を結ぶ需要を想定して設定されたものだった。
しかし、高い需要を誇っていた出雲号を補完するために運転区間を延長して出雲市発着とするため、名称適正化のために統合したことによって、いなばを廃止し出雲を2往復化した経緯を持つ。
◆寝台特急いなば号のデータファイル
【登場時:1975年3月10日】寝台特急いなば号新設。
●運転区間:東京~米子 運転本数:1往復 使用車両:14系
【1975年8月26日~】7・8号車に座席車(オハ14・スハフ14)を連結。
・ 1両座席車の編成になったり全車寝台だったりした。(76/12/15~77/1/19は全寝)
【1978年10月2日改正】寝台特急いなばを区間延長して寝台特急出雲3・2号に変更(寝台特急紀伊併結)。
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その他の特急いなば
1996年3月16日~1997年11月29日 鳥取~米子
1997年11月29日~現在 岡山~鳥取(智頭急行線経由・スーパーいなば