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特急さざなみ号・新宿さざなみ号◆データファイル(2024-3改正版)

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183系特急さざなみ

⇒ 特急さざなみ号のヘッドマーク事典はこちら

特急さざなみ号の簡単な解説

◆ 2015年3月14日改正からは東京~君津を結んで下り5本・上り3本設定の特急さざなみ号。これまで東京と君津・館山・千倉を、京葉線・内房線経由で結び、外房線の特急わかしお号とともに房総方面のリゾート特急の両雄というイメージだったが、現在では運転本数に見るとおり、随分差をあけられてしまった。sazanami3

近年東京湾アクアラインの開通で交通事情が変わり、所要時間で不利な立場に立たされた特急さざなみ号は、通勤時間帯の利用者に需要を開拓して車両を増結し、通勤列車としての姿に変わろうとしている。下りに限ると、東京駅を17:30に出るのが1号、以後1時間ヘッドで21:30発の9号まで続く。そして、土曜休日は運休という徹底した通勤特急ぶりである。

これとは別に臨時列車として設定される特急さざなみ号と新宿さざなみ号があり、それらは旧来の館山発着列車である。

2024年春「全車指定席」へ

2024年春から房総方面の特急列車について、列車の「座席を指定した特急券」と、「座席未指定券」を発券する体系へと変更する。「座席未指定券」とは乗車日のみを指定し、列車や座席は指定しないもの。ただ、中央線や常磐線などの特急に見られる「指定済み座席を示すランプ」は、使用するE257系に今のところ設置されていない。今後の対応に注目したい。

特急さざなみ号のデータファイル

【登場時:1972年7月15日】 運転区間:東京~館山・千倉
・  使用車両:183系(9両)

文字マーク時代の183系貫通型特急さざなみ

文字マーク時代の183系貫通型特急さざなみ

※画像提供:amanogawa_exp様

【1998年2月11日】特急新宿さざなみ号登場。

【2004年10月16日改正】E257系に一斉置き換え(新宿さざなみも)。

【2005年12月10日】255系の使用開始。
【2024年3月】全車指定席へ変更。E257系5両に統一。1往復減⇒4往復に。

183系特急さざなみ

183系特急さざなみ

◆特急さざなみ号の画像集

現在E257系で運転されている特急さざなみ号。同じE257系とはいえども、中央本線の特急あずさ号・特急かいじ号に使用された0番代とはカラーリングが大きく異なる上に、すべて前面に貫通扉が設けられているので、見た目の雰囲気がずいぶん違っている。トレインマークについては、LEDによる電子表示とはいえマークが存在するのはファンにとって喜ばしいことと言えるだろう。

下の左の写真は「新宿さざなみ号」。前面のLED表示器にも「新宿」の文字が入っている。LED表示器の長所は、こうしたちょっとしたバリエーションもきちんと表示分け出来ることだろう。下の右写真にあるサイドの案内表示は英語・日本語が表示されるが、英語の際に4段にわたって所狭しと文字表示されている。面白いとは思うが、見やすいとは言い難い。
sazanami4新宿さざなみ号

◆特急さざなみ号の懐かしい画像

sazanami2
・過去には他の房総特急と同様に総武本線(千葉)経由だったが、1991年に成田エクスプレスが総武本線経由で運転されることになり、特急わかしお号とともに京葉線(海浜幕張・千葉みなと)経由に変更された。とはいえ、臨時列車の新宿さざなみ号は総武本線を走るので、千葉や津田沼などでも時折その姿を見ることができる。もっとも、車両は現代版である。

sazanami1

急行外房急行内房ほか、数々の急行と特急が入れ替わり立ち代わりやってきた時期から、183系ばかりがつぎつぎやってきた時期を経て、今では京葉線ホームにお引っ越しした。

写真はちょっと珍しい光景だが、183系貫通型先頭車を使用していた頃には東京駅地下ホームにてこんな場面に遭遇することもあった。実際に貫通扉を開けるような運用の仕方はなかったようだが、車両の構造上このようにトレインマークが引っ込むようにできているので、それがよくわかる場面だった。それにしても、特急なのに“なみ”の列車になってしまっては困りものだ。

◆お役立ちサイトご紹介

●【トレインブックス・国鉄型車両図鑑】・・・形式写真を専門に撮っていらっしゃる方のサイトです。斜めからのアングルで、前面や台車周りを含めてみることができます。 ●クハE257-515

●【座席探訪】・・・列車内の様子を解説してくれているわかりやすい写真集。車両のタイプごとに詳細な解説と画像が含まれているサイト。おすすめです。  ●183系房総特急 255系 E257系

 

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