寝台特急あかつき号◆トレインマーク&データ!

寝台特急あかつき号トレインマーク

寝台特急あかつき号の簡単解説

寝台特急あかつき-ed76 関西~九州を結ぶ特急として行き先が転々とした歴史を持つ寝台特急 あかつき号。1980年代には大阪~長崎・佐世保という時代が 長かったが、廃止直前には同じブルートレイン、寝台特急なは号との併結運転となり京都~長崎の列車だった。複合型ヘッドマークの組み合わせが寝台特急明星寝台特急彗星など、いろいろと変わったこと、寝台特急なはと同列車の2例しかないレガートシート車の連結など、独特の試みをしたことで知られる列車だ。いわゆる九州ブルトレの中では、東京発着を含めると寝台特急富士寝台特急はやぶさのコンビが最後の一本だが、関西発着に限ると「あかつき・なは」コンビが最後の一本だった。

◆寝台特急あかつき号のトレインマーク

寝台特急あかつき号トレインマーク akatsuki-t
・あかつき単独のヘッドマークは非常に落ち着いた様相だ。静かに夜を走っていく列車という印象を与える。しかし、対称的にテールマークのデザインはトリコロールカラーで構成されていて鮮やかな印象を受ける。このカラーリングの延長がレガートシートに採用されたのだろうか。そうだとしたら、最初から最後まであの車両は特急あかつき号しか想定していなかったことになる。結果論としては、まさにそうなった。
レガートシートのロゴマーク
・ブルートレインなは号にも導入されたレガートシートだが、こちらが初代。ブルートレインの編成に組み込まれていながら全く異なる外観の車両だった。特筆すべきは女性専用座席の設置という思い切ったアイデア。編成全体の端に位置する部分に10席強の確保に過ぎないが、「取り分けるということ」が良かったのだと思う。

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◆寝台特急あかつき号+α 複合型トレインマーク

・寝台特急あかつき号も歴代ヘッドマークのバリエーションが多い列車の1つだ。それもそのはず、単独のマークの他に、併結列車が3種類、しかも本州と九州で別デザインのものまで存在したからだ。
寝台特急なは・あかつき号トレインマーク2 寝台特急なは・あかつき号トレインマーク1
・2008年の運転終了まで使用された、特急なは号との複合マーク。左上の、なは・あかつき号のトレインマークはJR九州管内での運転に際して用いられた、中央にふくらみがある中華なべタイプのマー クだ。少々カラーコンビネーションが地味な印象ではあるが、デザインの配置などは調和がとれていてとてもよい印象だ。また右上は本州で使用されていたデザインだ。EF66の先頭を飾った。南国の植物のデザインにグリーン系の色を使用するのではなく、白い色で描かれているが、全体のバランスを考え、牽引する機関車との相性なども含めて考えると、煩雑な印象を与えない、良いカラーチョイスだと思う。
寝台特急明星・あかつき号トレインマーク 寝台特急彗星・あかつき号トレインマーク
・彗星・あかつき号複合型トレインマークも なは・あかつき号のマークとデザインコンセプトはよく似ている。しかし、こちらは彗星に星を使用しているからか、あかつき号の部分に星は描かれていない。また、「あかつき」という文字のデザインも微妙に変えてあり、斜体の角度が強くもなっている。寝台特急明星号は関西~九州のブルートレインでは初めての(異なる愛称での)併結運転をあかつき号と行った。明星号にとっては奇しくもヘッドマーク採用と同時の併結化だったため、明星単独のものは本州には存在せず、最初からこの複合型トレインマークが使用された。

◆寝台特急あかつき号の画像集

寝台特急あかつき・なはEF66寝台特急あかつき号EF65PF
・長崎・佐世保からの長旅を終えてこの当時の終点、大阪駅に到着したブルートレインあかつき号。1986年夏、2往復のうちの1往復は 明星号との併結運転をしていたが、写真の列車は単独運転のあかつき号だ。寝台特急・夜行列車の需要が下降気味になってきたころの姿といえる。この後、EF65PFからEF66へと牽引機が交代(写真右)、左の写真からはずいぶん時が流れた2007年。運転区間も佐世保編成ははるか昔に消滅し、大阪発着ではなく京都発着 となって、列車そのものの廃止の噂がそろそろ流れ始めていた頃だ。
・これは実際に乗車した時の写真だが、所持していたあかつき号のDUETの切符を見た車掌さんが「なは号のDUETの方が居心地がいいですよ」と案内してくれた。嬉しかったが利用者の減少を肌で感じた出来事だった。

akatsuki3
・1981年、まだヘッドマークが採用されていなかった頃のブルートレインあかつき3号。大阪駅4番線からの発車だった。悪く言えば、他の多くの寝台特急も機関車は同じで写真だけ見ても区別がつかなかった。下は、銀の帯をまとう14系15型の、あの当時唯一の列車だった寝台特急あかつき号。長崎だけでなく、佐世保行きの付属編成があった、懐かしき時代だ。右下は大阪駅で1982年に撮影した写真だが、故障なのかいたずらなのか、西鹿児島行きになっている。左上の角には大阪の阪の字が見える。しかし、過去をさかのぼると実際に西鹿児島行きが存在した時代があったそうだ。
akatsuki6 akatsuki5
・下の方の2枚は寝台特急あかつき号の最後尾を2種類。1980年代には基本的には14系15型ばかり使用していたが、臨時特急としては20系が運用に就くことがあった。最下部の写真は1986年8月のあかつき51号だ。

◆お役立ちサイトご紹介

・ 【ARC資料館】・・・過去の列車編成表を掲載してくれているサイト。 ●寝台特急あかつき号http://www6.ocn.ne.jp/~beppu/.html

◆寝台特急あかつき号のデータファイル

【登場時:1965年10月1日】akatsuki4
・ ●運転区間:新大阪~西鹿児島・長崎  運転本数:1往復  使用車両:20系
【1968年10月1日改正】新大阪~西鹿児島・佐世保に1往復増発⇒2往復に。
【1972年3月15日改正】新大阪~熊本・長崎に1往復増発⇒3往復に。
【 同年10月2日改正】新大阪~熊本に1往復増発⇒4往復に。3往復に14系客車投入。長崎本線の新線(市布経由)が完成し、同線経由に変更。
【1973年10月1日改正】急行雲仙・急行西海の季節列車の特急格上げにより、計6往復に。新大阪~西鹿児島(2)、新大阪~西鹿児島・長崎(1)、新大阪~長崎・佐世保(1)、新大阪~長崎(1)、新大阪~佐世保(1・彗星と併結)。24系客車投入。
【1974年4月25日改正】新大阪~熊本に1往復増発⇒7往復に。一部、24系25形客車を投入。
【1975年3月10日改正】西鹿児島・熊本発着列車を寝台特急明星号として系統分離。あかつき号は新大阪・大阪~長崎・佐世保、新大阪~長崎(明星と併結)、新大阪・大阪~佐世保(明星と併結)の計3往復に。20系使用終了。
【1978年10月2日改正】寝台特急明星号との併結運転を終了し、大阪~長崎・佐世保、新大阪~長崎・佐世保の2往復に統合。2・3号の佐世保発着編成が筑豊本線経由での運行となる。全列車14系15形客車に統一。
【1984年2月1日改正】新大阪発着に統一。1・4号の佐世保発着編成を明星に変更、西鹿児島発着(新大阪~鳥栖間併結)に変更。akatsuki2
【1985年3月14日改正】筑豊本線経由を博多経由に変更。

【1986年11月1日改正】明星・あかつき1・4号を臨時列車化(20系)。定期あかつき号は新大阪~長崎・佐世保の1往復に。佐世保発着列車に普通車座席指定席を連結開始。
【1990年3月10日改正】長崎発着編成に「レガートシート(普通車座席指定席)」を連結開始。佐世保発着編成の座席車はB寝台に変更。
【 同年11月21日から】臨時寝台特急あかつき81・82号を急行雲仙に格下げして運行開始。
【1991年3月16日改正】京都発着に区間延長。
【1992年3月14日改正】長崎発着編成に「ソロ(B寝台個室)」を連結開始。
【1998年10月3日】「シングルデラックス(1人用A寝台個室)」、「ツイン(2人用B寝台個室)」・「シングルツイン」を長崎発着編成に連結開始。長崎発着編成に連結されていた「ソロ」は佐世保発着編成への連結となる。
【2000年3月11日改正】佐世保発着列車を廃止し、南宮崎発着の寝台特急彗星号との併結開始。この時からヒルネ扱いは廃止。
【2005年10月1日改正】彗星が廃止され寝台特急なは号との併結開始。6両編成に短縮され「Bコンパートメント(簡易4人用B寝台)」が外れ、「ソロ(1人用B個室寝台)」を再び連結。
【2008年3月15日改正】廃止。

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