鉄道旅行記

【1983年4月】小旅行で大興奮。中1の春

1983年4月。
僕はめでたく(というか順当に)中学生になった。

この頃から、僕の日常行動範囲もかなり広がっていった。
例えば、京都や大阪くらいなら一人で行くようになったのもこの頃。
そんな折、母から思いがけない用事を頼まれた。

「ちょっと西大路まで行って商品をもらってきてくれへん?」

西大路は京都から大阪方面の最初の駅だ。

その用事というのが、西大路駅近くの・・・・なんと
「ワコール」本社に特注品の引き取りに行くというものだった。

「ワコール」と聞いただけで「えエ゙!ちょっと待ってやぁ」と、思わず拒否反応。
(という私は今では福士加代子のファンである)

『そんなとこ行かせるんかいな・・・』と思ったが、
反面、京都駅に行くお金を出してもらえる事はかなり魅力だった。
それでもう一つ条件交渉をしてみた。

「あと二駅足のばして神足まで行ったらあかん?」

するとすんなりOKしてくれて、即時交渉成立!

それで僕は京都に出、水色の103系電車で神足に向かった。
今は名前が変わって長岡京という駅名になっているらしい。

僕がそこに行きたかったのは神足駅そのものではなく、
手前側に長く続いている「向日町運転所」を見たかったからだ。
この車両基地も今では京都総合なんとかという名前らしい。

そこでは本当にたくさんの車両を一度に目にする。
何編成も留まっている485系車両はほとんど雷鳥のヘッドマーク。
とはいえ、時折違ったものが掲げられたりしている。

583系についても同様だ。
明星」や「彗星」、「なは」など予想通りだったがその中になんと、
九州の特急にちりんのヘッドマークも!
期待を上回る楽しい数分間を過ごして電車は神足駅に着いた。

さて、折り返し西大路駅に向かう。
ちょっぴり気が重かったが、もう一度気を取り直して、逆から見る景色を満喫した。
ついに西大路。徒歩数分でワコール本社に着いた。

受け取る商品がどんな類のものなのかは言うまでもない。

立派な部屋に通されてしばらく待った後、約束の商品を受け取ったが、
そこには目立たないような小さな文字で「wacoal」と書かれていた。
おそらく、社員の方のご配慮だったのだろう。

ホッとしてビルを後にし、再び電車に乗ると京都駅に着いた。

するとすぐ隣りの2番線ホームに何か、変わったものが来るらしい。
「この列車は団体専用です。ご乗車にならないようご注意ください」
とのアナウンスがあり、列車が入ってきた。

僕の大好きなEF58が先頭に立っており引かれてきたのは、
12系のお座敷列車で名古屋区の新型車両(通称:ナコ座)だった。
ナコ座12系
「うわぁ。こんなん初めて見たわぁ。」と言いながら写真を撮り続けた。
テールマークのしゃちほこ柄ががいかにも名古屋!の車両だった。

ワコールの紙袋を手に、僕は興奮しながら帰途に着いた。
もちろん、ワコールの興奮ではなく、お座敷列車の興奮だ。

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