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急行伊豆号の簡単な解説
◆ 東京~伊豆急下田・修善寺を結ぶ急行として1964年11月1日に登場。特急用車両157系電車が使用されるデラックスな急行としてデビューした。
しかしその後1969年4月25日に東京~伊豆急下田を結ぶ特急あまぎ号が設定され、そちらで157系電車を使用することになったため急行伊豆は一般的な急行型の153系電車を使用するごく普通の急行列車になってしまった。
やがて1981年度185系電車が投入され少しの間急行伊豆でも使用したが、同年10月に全て特急化されることになり特急あまぎ号共々新設L特急踊り子にバトンタッチした。
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準急伊豆号の時代もあった
◆ 愛称そのものは急行としての登場よりも前、準急伊豆としての活躍時に始まっていた。
それは1953年3月15日の登場であり、運転区間も急行時代に準ずるもので東京~伊東・修善寺(三島~修善寺間 普通)だった。その活躍は1964年10月1日改正までであったので、ブランクはたったの1か月。それは新たに運用につく157系車両の必要な改造にかかる最小限の時間だった。
なお、準急伊豆号が(わずかなブランクの後)急行伊豆号に格上げされたのかというと、実質的にはそうではなくて急行伊豆号はあくまでも新設急行。そして準急伊豆号は準急あまぎ号に愛称を変更したというのが正しいようだ。つまり、その時点では「あまぎ」よりも「伊豆」が格上。後に157系が奪われて「あまぎ」が特急になった時には「伊豆」が格下になるという、面白い関係にあった。
急行伊豆号のデータファイル
【登場時:1964年11月1日】 運転区間:東京~伊豆急下田・修善寺 使用車両:157系
【1969年4月25日改正】特急あまぎ号登場に伴って車両変更。157系⇒153系へ。
【1981年3月28日】185系を順次投入開始。
【1981年10月1日改正】廃止。⇒L特急踊り子に吸収。
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