特急いしかり号◆トレインマーク&データ!

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485系1500番代

特急いしかり号の簡単な解説

着雪の特急いしかり号◆札幌~旭川を結ぶ、北海道初のL特急として1980年まで運転された特急いしかり号。

電車特急としては未体験ゾーンの豪雪地帯であるゆえ、耐寒耐雪機能の試験的車両、485系1500番代を使用した札幌近郊都市間輸送のパイオニア的存在ともいえるのがこの特急いしかり号。少々不名誉な点としては、設定当初からグリーン車がなかった初めての列車だということも書き添えておこう。

設定当初、8~20時の各00分発(下り:札幌、上り:旭川という2時間ヘッドのわかりやすいダイヤ設定で好評だったものの、同じ区間を走る急行かむい号と比較してわずか10分しか短縮できなかったことはいくらか不評だったそうだ。(途中駅無停車タイプを除く)。それでも、781系投入後まもなく愛称変更した後の特急ライラック号でもその所要時間はすぐには変更されることはなかったように、いくらか余裕を持たせるための設定だったものと思われる。ちなみに、気動車特急と比較しても2~3分ほどしか早くなかった。

ishikari485それ以上に大きく評判を落とした理由は、故障の頻発だった。485系1500番代車両は特急白鳥号などで試験走行を兼ねて運用に就いていたものの、そのレベルの耐寒耐雪仕様ではまるで歯が立たないことが後でわかるなど、つくづく実験的要素の強い列車だったのだと痛感させられる。そして、利用していた人たちにとっては「いしかり号=故障」と、よくないイメージが定着しつつあったため愛称を特急ライラックに変更したとも言われている。

もっとも、この愛称変更は室蘭まで電化が完成したことに伴って運転区間が延長され、「より一層ふさわしい愛称を」という観点もあったようだ。その後、特急ホワイトアロー・スーパーホワイトアロー・スーパーカムイ号・特急カムイが活躍してきた。

*** 画像提供:タケちゃん様

◆特急いしかり号トレインマーク

特急いしかり号・トレインマーク

【HM登場】1978年10月 第一期採用

【HM引退】1980年10月 最初に消えたイラストマーク

【HM使用期間】2年0か月 第一期採用組では最短

・イラスト・トレインマークに描かれているのは石狩川。そのクネクネと蛇行する川の流れがシンプルかつ印象的に描かれている。
北海道専用極寒地対策の781系電車が十分配備されたとき、室蘭まで運転区間を延ばすという名目と、新型車両によるイメージ一新のため、いしかり号の名前は消滅した。したがって、このトレインマークと781系の組み合わせはほんのわずかの期間しかお目にかかれなかったようだ。

◆特急いしかり号のお役立ちサイトご紹介

●【FOSSIL NET・・・列車の写真を集めて公開していらっしゃるサイトです。 ●特急いしかり号

ishikari-raiden

【右画像:急行らいでん号との共演】

◆特急いしかり号のデータファイル

【登場時:1975年7月18日】運転区間:札幌~旭川
・  運転本数:7往復  使用車両:485系1500番代
【1979年3月19日】
・  781系電車、落成。順次781系に置き換え。
【1980年10月1日改正】
・  廃止。特急ライラック号に後を託す。

 

781系・試運転

*末期には781系・新型特急車両が投入されて、それまで頻発していた故障がうそのように減少したが、「いしかり=故障=運休」というイメージが定着しているのを嫌ってか、愛称を一新することになり、特急いしかり号は姿を消した。

写真はその781系投入直前の試運転時のものだそうだ。

最初の冬に故障で散々だった特急いしかり

 

485系デビュー後初めての冬、1976年1月15日に電気系統のトラブルが発生してしまった。しかも、1編成を除きすべてに問題が発生していたことからいきなり14本中8本が運休する事態に。急行カムイを時刻変更したりしながらなんとか事態の収拾にあたったが、この出来事から「冬の寒さがとりわけ厳しい時期に旭川駅で夜間の停泊をすることは不可能」となり、1月23日からは14本中8本(なんと半数以上)の計画運休を実施せざるを得ない状況になった。ところが、運転予定の6本のうち5本を運転できない事態が初日にいきなり発生。781系の投入が急がれる状況になった。

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