1983年8月10日。
僕たちは朝早くに起きて、楽しくも激しい一日の始まり。
東急田園都市線たまプラーザ駅からまず渋谷に行った。
そして、まず大沢達也が国鉄のみどりの窓口へ。
僕とはせやんが手にしている周遊券に対抗してか、
フリー切符というものを購入したのだ。
というわけで、僕たちの周遊券のエリアより一回り小さい、
フリー切符のエリアでの行動となった。
まずは上野駅に行った。
その朝、偶然にも「ズームイン朝」のクルーが生中継をしていた。
しかし、僕らはそんなものには目もくれず素通り。
駅の東寄りの二桁番号のホームに向かった。
前年・1982年11月のダイヤ改正で、多くの特急が姿を消してしまった。
でも寂しくなったとはいえ、今思えばまだまだ華々しい時代だったと思う。
そんな上野駅のホームで目に留まったのが、瓶のラムネ水を売っていたお兄さん。
氷水に浸された瓶のラムネ。
あれから、数年たって同じ場所に行ってもその風景を見ることは出来なかった。
上野駅での撮影会はまだ続く。ここならではの車両のひとつは185系200番台。
東京口の特急踊り子の斜め3本グリーンラインに対し、
こちら200番代はオーソドックスなストライプ。
その後、同じ車両の新幹線リレー号を見るため別のホームに行き、
目ぼしい所をあじわった後、僕たちは東京へ行くことを決めていた。
僕たちのお目当ては、踊り子51号!
さて、上野から東京までの間ワクワクしたのは、山手線と京浜東北線。
ずっと平行して走り、両車が同時に到着しては同時に扉を開く・・・・・
というパターンを繰り返していたこと。
何だか楽しくて無意味な乗換えを2度もしてしまった。
(※危険ですので真似しないでください)