在来線最長距離昼行列車。
そのタイトルをもっていた列車が特急しなの9号、16号です。
大阪~長野=441.2kmという長距離で、
2010年12月4日改正で新潟~青森間の特急いなほ号が特急つがる号と系統分離してから
5年以上にわたり、そのトップの座についていました。
しかし、2016年3月26日ダイヤ改正で、
このしなの号も名古屋以西の区間を廃止することになりました。
ところで、この列車は大阪で少年時代を過ごした私にとっても
非常になじみ深い列車でした。
もちろん当時は381系。
パノラマ先頭車でもなく、貫通型と非貫通型の2通りの姿を見られました。
で、いつから走っていたのかと言いますと、
1971年4月26日改正! アラフィフの仲間入り目前で終焉となるようです。
この列車、急行ちくま号(大阪~長野)の昼行列車を吸収統合したのが始まり。
そんな列車が歴史を途切れさせようとしているというのは寂しいものがあります。
しかしながら、よく今まで新幹線と並走させてもらえたものだなぁとも思いますね。
本当によく頑張りました。
ちなみに、ダイヤ改正以降のタイトルホルダーは
にちりんシーガイアで、411.5kmの営業距離です。
昔は特急白鳥号のように1000km超えの昼行特急もあったのに、
ずいぶん時代が変わりましたね。
JR分社化の影響がはっきりと出ていると思います。