春のダイヤ改正から遅れること2か月、トランスイート四季島がいよいよツアー列車として営業運転開始となります。もう目前ですね!
さて、それに向けて上野駅の13.5番線ホームだけでなく、栃木県の日光、山形県のあつみ温泉、長野県の姨捨など、各地で駅の改装工事が進んでいるようです。
そしてこちら宮城県の鳴子温泉駅(陸羽東線)でも改装工事が進んでいます。
1番ホームの端にこんなものが!
最近気が付いたのですが、ホームの端っこに小さな標識が取り付けられていました。
わかりますか? 赤信号の少し下あたりにあるダイヤ型の標識。白い縁でグリーンの・・・。これが実はトランスイート四季島号の停止位置を示す標識のようです。
10両編成の列車が鳴子温泉駅に収まるのかな?と少々不安に感じていましたが、何とか収まることが確認されて、こうしてまた準備が着々と進んでいることの現れを見ることができました。
鳴子温泉駅ぽっぽの足湯がきれいに!
鳴子温泉駅といえばぽっぽの足湯。駅全体に広がる温泉の香りの大元の一つがここに(笑)。特に週末の快速リゾートみのり号が来るときには多くの方の足がここに浸かって温まる、名物コーナーなのです。
(画像は許可を得てモデルさんになっていただいたものです)
この、ちょっとひなびた雰囲気が何ともいい感じなのです。それでも実は前回の改装工事からまだそんなに何年も経過してはいないのですが、やはり超豪華列車を迎えるとなると新たに整える必要を感じたということでしょうか。
上の写真のコーナーではなくもう一つある、右コーナーの足湯が先に改装を始めていました。白く輝くような木材が用いられて整えられている真っ最中です。(撮影:2017/3/1)
コーナーの形状そのものには変更はないようで、頭上に駅舎建物が少しせり出すような形になっている、それが簡易な屋根替わりといった配置です。
★ 後日確認したところ・・・(3/5)
上の写真を撮影してから4日たった3/5、再び訪れてみますと、右側の足湯がきちんと再開しておりました。
よく見てみますと、手前側のベンチ部分(背中を向けて座っている人がいるところ)のクオリティーが向上していることがわかりました。格子状になっているのが見えていますが、じつに良い雰囲気のつくりになっていますよね!
そして、代わって左側の足湯の工事が始まっている様子も見ることができました。この日は日曜日ということでリゾートみのり号も結構満席に近く込み合っていたので、片方の足湯だけでは少々供給不足な感じに見えました。
鳴子温泉駅のKIOSKが閉店!
長年にわたって鳴子温泉駅の売店として機能してきたKIOSKですが、先日営業を終了してあっという間にもぬけの殻になってしまいました。撤去の改装工事の早いこと!
この部分がどうなるのかについての公式な発表はお聞きしていませんが、今後の改装計画の中に、興味深い項目があります。
プレスリリース:【東北観光推進機構「日本の奥の院・東北探訪ルート」事業と連携し東北の観光案内所の整備・標準化を推進します!】(PDF)という内容のものです。
この中で、「駅構内の観光案内所の整備・標準化」についての言及があり、鳴子温泉駅も含まれているんです。ということで、このエリアがそのために整備されるのか、あるいは現在の鳴子温泉観光協会のスペースを改装するためにこちらに仮住まいする形になるとか、そうしたことが考えられるかと想像しています。
代わりの売店は・・・
さて、ちょっとした買い出しをしたいと思う時ですが、日中でしたら近くにいくつかのお店があります。駅を出て左前方に進むとお土産屋さんがあってある程度のものは買えます。
また、おすすめなのは駅を出て前方の階段を上ったところにあるお肉屋さん「柴崎商店」。右側の小さなお店ですが、お弁当やコロッケ、メンチカツ、おにぎりなどをすぐに作ってくれます。
特製ドレッシングのしばドレもちょっとした有名アイテム。
あとの課題はトイレか?
鳴子温泉駅をたびたび利用する者の一人として、「ここが良くなればなぁ」と一番思うのがトイレです。定期的に清掃やお手入れがなされていて、職員さんには本当に頭が下がる思いなのですが、いかんせん設備が古く明らかに老朽化しており、トイレ臭が待合室内にもいくらか流れてくる時があります。
この部分が改善されれば地元民として自信をもってお迎えできるなぁと思っております。
【2017/12追記】何と!⇒ 鳴子温泉駅のトイレがついに改装工事!
ここまでの改装の進展
・駅舎そのものの塗装工事が行われ、すっかりきれいになりました。やっぱり白が映えます!
・コインロッカーが新しく設置されました。大型のものがあって便利です。