震災復興・新たな一手!仙石東北ラインが女川まで延長。

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女川駅と石巻線~復旧までの歩み~

新・女川駅駅舎2011年3月11日の東日本大震災で壊滅的な影響を受けた路線の一つ、石巻線。女川駅は駅舎も周辺の市街地もすっかり流され、復旧まで長い時間を要しました。

石巻線(小牛田~女川)そのものは段階的に運転を再開し、2011年5月19日までに小牛田~石巻、震災から約1年後の2012年3月17日には石巻~渡波(わたのは)、さらに1年後の2013年3月16日には渡波~浦宿まで運転再開となりました。

浦宿~女川はあと一駅(2.3㎞:新線)とはいえ、損傷、駅舎消失など深刻でしたが、さらに2年の時間をかけて、2015年3月21日に復旧しました。震災から実に約4年後のことでした。

現在の女川駅アクセス~石巻線~

石巻線は東北本線・小牛田駅を起点として気仙沼線との分岐駅である前谷地駅、仙石線との分岐駅「石巻駅」を通って女川駅に至る44.7km(営業キロ)の路線です。

かなりざっくりと計算しますと、小牛田~石巻は40分、石巻~女川は30分ほどで多くの列車は石巻駅で幾らか停車時間を取っていますので、1時間20分(~30分)くらいで全線走破できる感じです。とはいえ、大半の方は仙台からのアクセスを必要とされますので、さらに東北本線での時間を含めていきますと、さらに45分の乗車時間と乗り換え時間が必要になりますので、「仙台~女川≒2時間15分以上」、現実的に見ると2時間30分?ということになります。

そして女川が近くなる!~仙石東北ライン~

2016年夏ごろ実施予定で計画が進められているのが「仙石東北ラインの女川駅への延長運転」です。

◆所要時間の単純計算

仙石東北ライン●仙石東北ラインは仙台~石巻を約1時間で結んでいます。(特別快速は52分ですが、ここでは本数が少ないため言及しません)。
●石巻線(石巻~女川)は前述のとおり30分ほどです。

ということで、石巻駅での停車時間を5分とったとしても仙台~女川を1時間35分ほどで結べるようになるのです。

◆さらなる所要時間の短縮も?

205系3100番代過去に、仙石線~女川直通というプランの実現に向けて調査が行われたことがあるようで、その際には石巻~女川を直流電化することを前提に「22分で結ぶ」ことを想定していたそうです。また、その方法での時間短縮によって仙台~女川を1時間10分で結ぶことも可能だと論じられていたとか。

どのようにして縮められるのか、少々わからないところもありますが、停車駅の設定などをよく練っていくと1時間20分で結ぶのは現実的にみても可能そうです。ほぼ半分の時間で行けそうなのです。

◆どうして今になって実現するの?

前述の通り、過去に持ち上がったことがある仙台~女川直通案。長年実現せず、震災を迎えてしまったわけですが、今になってどうして進展があったのでしょうか。

その大きな要因の一つは「HB-E210系の導入」です。この車両はモーターで走るものの、エネルギー源は架線からの電気ではなくディーゼルエンジンで発電した電気なので、非電化区間も走れます。すでに仙石東北ラインに導入されて約1年、安定した運用実績を残してきました。この車両を女川まで延長運転する際に使用するなら、多額の費用をかけて石巻~女川間を直流電化する必要もありませんし、その設備メンテナンスの費用も必要ありません。まさに一石二鳥なのです。

というわけで、計画は一気に現実味を帯び、この夏に晴れてそのプランが実行されるのを見ることができるようになりました。
プレスリリースはこちらから(JR東日本HPより)

女川駅には「ゆぽっぽ」という温泉施設があったりして、駅そのものも楽しめますし、復興に向けて街そのものも大きく動き出しているようです。ぜひ便利になる仙石東北ラインに乗って訪れてみられてはいかがでしょうか。

画像提供:歩王のれっつらご~様ほか

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