・2016年4月20日。
陸羽東線の中山平温泉駅の側線でたたずむ2両の車両をじっくり見てまいりました。これはおそらく「鉄道車両扱い」ではない「機械扱い」の、TMC400B軌道モーターカーという車両です。
東北地区で線路関係の作業を請け負っている仙建工業の大きな「S」マークがついていました。
実は先日の4月16日にも停まっているのをちらっと見かけましたので、その少し前くらいからここに置かれているものと思われます。
・それにしても、ピッカピカだなぁと思っていましたが、近くまで行ってプレートを見て納得しました。何と、平成28年4月製造と刻印されているではありませんか。
そうです、今月出来上がってきたばかりのTMC400B軌道モーターカーが2両そろって中山平温泉駅に停まっていたわけです。車両メーカーはと言いますと、保守車両や除雪用車両で断トツのシェアを誇る新潟トランシスです。旧新潟鐵工所と富士重工の流れをくむあのメーカーです。
・中山平温泉駅のこの側線には排雪用モーターカー（モーターカーロータリー）のMCR600がよく停まっていましたが、使用用途は同じではなさそうです。同じ車両二両で重連することによって長い編成の客車・貨車を動かす構内入れ替え機として活躍する地域もあるそうですが、ここにある2両がこれからどのような形で活躍をしてゆくのかはわかりません。でも、何だかとても楽しみですね。
