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【路線】日高本線◆データファイル

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日高本線キハ40系優駿浪漫 路線別ロゴマーク

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日高本線の簡単な解説

◆ 室蘭本線:苫小牧駅から南東方向、襟裳岬に向かって様似駅まで延びる146.5kmものローカル線。過去においては札幌まで直通の急行えりも号が何往復も走っていた時代がある。そして様似駅から襟裳岬を通って広尾に至るJRバス日勝線につながっていたが、これは国鉄時代から変わらず続くリレー形態で、2015年1月7~8日にこの地方を襲った爆弾低気圧に伴う高潮による災害で壊滅的な被害を受けるまで続いていた。さらに当初の計画では日高本線がえりも岬からさらに伸びて広尾線につながることが含まれていた。

しかし、高波・土砂流出災害の影響は甚大であることに加え、仮に災害路線の復旧を行なっても赤字拡大のビジョンしか描けないため手を付けることなく廃線を迎え、鵡川までの30キロほどだけが残った。まさに本線とは名ばかりの、短いローカル線として地域輸送に徹している。

そもそもこの路線が「本線」となっていることそのものにずっと前から違和感を感じていた人もいるかもしれない。しかし、歴史をたどると鵡川~日高町間をむすぶ富内線という支線がかつて存在し、起点となる鵡川駅が日高線の駅であったため、日高線が本線に昇格したと言われている。

※ 画像提供:歩王のれっつらご~(日高本線)

日高本線の車両

JR発足後、キハ130形が専用形式として投入され、しばらく運用されてきた。しかし、ほぼ全面的に海岸に近いところを走る日高本線のため、車体の鋼板を薄く設計した同車両は予想以上のスピードで老朽化してしまい、短い生涯を終えた。

その後、事故で廃車となった1両の補充のためにキハ160形という車両が1両導入されたものの量産には至らず、従来形式のキハ40系を日高本線専用仕様に改造した350番代が後任として主力の座に就いた。JR化によって駆逐された車両がこの路線の廃線区間の最後を見届けたのは興味深い点である。なお、投入車両数は10両。351番~360番までであり、2015年の災害後は石勝線などで最後の活躍を見せていた。

鵡川までの区間になった現在ではJR北海道カラーのキハ40系がその任に着いている。

日高本線のデータファイル

【運転区間】: 苫小牧~鵡川(かつては様似まで)
・   使用車両:キハ40系
【】
【2015年1月7~8日】低気圧に伴う高潮で土砂流出。再起不能に。
【2021年3月31日】正式に鵡川以南を廃止。

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