◆行くぜ!北海道
行き先も北海道に決定し、「北海道ワイド周遊券」で計画を練り始めた。
この北海道ワイド周遊券はエリア内での自由度が高く、特急の自由席に乗り放題!
そのことにすっかり魅了され、何とかその費用を調達することに励む日々。
こうして高2から高3へと進級し、津軽海峡線と青函トンネルも開通した。
日本の鉄道史を語る上で欠かせない「一本列島」ダイヤ改正だ。
このダイヤ改正のおかげで、僕の北海道鉄道旅行の道が切り開かれたと言っていい。
もちろん、青函連絡船にも乗ってみたかったが、時間的制約やその他・・・・
さて、私が通った牧野高校はとりあえず進学校。
周りのみんなは目の色を変え始めた頃だった。
一方で、就職のつもりの僕はちょっと優雅な鉄道旅行である。
この北海道旅行計画を進める前に、札幌に引越した友人「西山君」に連絡した。
西山君は「せっかく北海道に来るのなら札幌あたりを楽しめば?」と言った。
その言葉を聞いて、「それもそうかもしれへんなぁ」と、納得した。
とはいうものの、札幌を楽しむの概念は恐らく互いに異なっていたと思われる。
でもご親切に甘えて数日間札幌近郊観光のため西山君宅にお世話になることに。
そのようなわけで、札幌観光日程を起点にして出発日を逆算、
そのあとの予定を煮詰めることになった。
それにしても、今さらながら、青函連絡船にも乗ってみたかったなぁ。
もうちょっと早く生まれていたら乗るチャンスもあっただろうけどなぁ。
などと、連絡線さよなら運航のポスターを見つめながらつぶやいた。
まさにないものねだりである。