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【1988年8月19日】札幌駅での最後の時間、そして北斗星。

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鉄道旅行記
札幌駅スタンプ

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札幌駅・なごりのひと時

札幌駅の改札に面した1番ホーム。
5時間以上もほったらかしにしてしまった輪行袋の自転車はどうなっているだろうか。

さすがに心配を感じたが大きな青い袋は身動きもせずそこに座っていた。当たり前や!と言われるかもしれないが、よくよく考えれば不審物を疑われても不思議ではなかっただろう。この時以降このようなことはしないと心に決めた。

そうしてこの相棒を肩に担いで改札を出る時、北斗星2号の入線時刻を尋ねた。17:04。意外とホームに停車している時間は14分と短いようだ。いや、3往復走っていた状況からすると一つ一つに長い時間占有されていては困るというのも当然だろう。

1988年8月。北斗星2号B寝台個室ソロのチケット

1988年8月。北斗星2号B寝台個室ソロのチケット

時刻は15:30ごろ。 入線までの残り時間は1時間半ほどだ。もう小旅行をするようなことはない。というか、輪行袋を担いであちこちと動き回る選択肢は瞬時に消えた。それで僕が向かった先は札幌ステーションデパート。

お土産用にわずかながらお金を取り分けていたのでそうしたものを見繕ってみようと思ったのだ。良一さんには耳にタコができるほど「お土産は白い恋人がいいよ」と言われていたが、どうなんだろう?

行ってみるとたくさんの商品があり目移りするほどだ。さすがにデパートだけのことはある。まずは白い恋人を見てみるか。「なるほど、こういうお菓子か・・・。ホワイトチョコも挟んであるしおいしそうだし北海道らしくもある。ただ・・・。ちょっと量が少ないな。」

2件に買っていくという事情もあり、安くて量があって美味しそうなものという条件で探した。若い男性の店員さんがいろいろ詳しく説明してくれたが僕の懐事情に合わないチョイスばかりされるので丁重にお断りした。そして少し離れたところに「うす焼クッキー」があったのでそれを思案していると別の女性店員さんが「それオススメですよ」とひとこと。シンプルな声掛けが効果的だったのか、2つで1000円と条件にもピッタリだったこともありそれを選んだ。

16:30。 あと30分ほどだ。もう、やり忘れたことないかな。

あ、そうだ!北斗星のディナー代をバス代に使ったということは低価格な夕食を済ませておかないといけないということだ!そうとなればあれしかない。

貧乏旅行の味方、駅そばである。「ここで食べる駅そばもこれで最後やな。」そんなことを思いながら330円の大盛かけそばを頼んだ。本当に素朴でうまい。だし汁まですべて飲み干してちょっと額に汗を浮かべながらそこを離れた。さぁいよいよ夢のようなひとときが目前だ。

寝台特急北斗星がやってくるのは3番線ホーム。札幌運転所のある手稲方面に目をやると夕日でまぶしい。そんな夕日をバックにしてやってきたのは国鉄色の、従来通りの装いのDD51。そしてそれに続く長い編成がうねうねとくねるようにして入線してきた。ひゅ~~、かっこえぇわぁ。

14分のタイムリミットがあるのでまずは荷物を車内に入れることを優先した。置いた場所はよく覚えていないがとにかく輪行袋を固定して、自分の部屋に向かった。8室しかないB寝台個室ソロの8号室。この部屋を取れるなんて本当に夢の様だ。「あきらめなければ報われる(こともある)」ことをリアルに感じた出来事だった。

8号室は上段。窓が天井に向かってせりあがるように湾曲している。「星空観察ができるかも!」と思ったのだが、この曲面ガラスは外の景色がびよ~んと伸びて見えるので天体観測には向いていない。むしろ光を取り込むのに最高で、その恩恵は夜明け以降に感じられる。

荷物を置いたら最後に北斗星の雄姿を写真に撮りたい。
ホームを渡り、4番線からその姿を収めた。

寝台特急北斗星・原色DD51

寝台特急北斗星・原色DD51

重連の2位には北斗星色に装いを改めたDD51が連なっている。1988年、初年度ならではの貴重な光景を見ることが出来て大満足だった。

まだ時間がある。後ろ側も撮れるな。駆け足で3番線ホームの最後部に向かった。時間ギリギリでも大丈夫なように。そうして慌てて撮った写真・・・はちょっとお見せできない。

写真は落ち着いて撮るべきものである。
さぁ、そろそろ乗って出発の時を待とう。

まもなく17:18。

 【1988年8月19日】寝台特急北斗星の旅~その1

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