この覆いはもしかして・・・処分間近?
宮城県利府町にある新幹線総合車両センターの一角に、200系・STAR21・961形の先頭車両が並んで展示されているPRコーナーをご存じでしょうか。
そして、その敷地の端っこに電気機関車とSLが並んでいるエリアがあります。
交流電気機関車がこんなに展示されているところはあまりないと思うのですが、内訳は以下の通りです。
ED91 21 ED71 1 ED75 1 ED77 1 EF71 1。
2015年の6月ごろまではED78 1もここにありました。
しかし、これらの車両はすでに傷みが激しく、まもなく処分・撤去されるのではないかとのうわさが広がっています。というのも、先月の末ごろに訪れると写真のような囲いが・・・。
まだ確定したとは言えないものの、この雰囲気は修繕する雰囲気ではなさそうです。
在りし日の利府・交流電気機関車たち
ED91 21
ED71 1
ED70の50Hz版、またパワーアップ版を目指して開発された東北向け車両。
ED75 1
言わずと知れた、交流電気機関車の標準形式。最大両数を誇り、現役機もまだ存在する。
ED77 1
ED75をベースにしつつも、軸重制限のあるエリアへの入線を目的に開発された機関車。
EF71 1
ここで展示されていた交流電気機関車唯一のF型機。奥羽本線・板谷峠対策で配置された車両。
ED78 1
現在は日立製作所水戸事業所にて復元整備され、管理されている。場合によってはこの中で唯一の生き残りになるのかもしれない。
板谷峠を越える使命を持って奥羽本線を中心に活躍した名機。