被災地復興の象徴?HB-E210系「仙石東北ライン」車両到着! | 列車データ館
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被災地復興の象徴?HB-E210系「仙石東北ライン」車両到着!

RW NEWS
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小牛田運輸区で並ぶ車両たち

東日本大震災から4年。

この春、復興を加速させる存在として大きな期待を寄せられている路線があります。
そう、「東北仙石ライン」です。その仙石東北ラインで活躍することになる「HB-E210系」の甲種輸送が昨日から今日にかけて実施されました。

仙石東北ラインとは

この路線は、距離にするとほんのわずかな長さで、
「これを新規開業と呼ぶの?」 と思うほどの路線です。
それは今話題の「上野東京ラインの3.6km」よりさらに短いんですからホントに驚愕!

でも、地元に人たちにとってはどうやら悲願だったらしいんですよ。
そもそも、交流電化が推し進められてきた東北地方にあって
仙石線だけは直流電化から変更されることもなく現在に至り、
関東地方で活躍した車両たちを見ることができる路線として特異な存在です。

ですから当然ながら交流の車両は通ることができず、
お互いの路線を行き来することもありませんでした。

でも、震災後の復興の象徴としても意味合いも込めて強く要望された直通路線が
ついに実現することになり「交直流車両」でなく「ハイブリッド車両」での
実現と相成ったわけです。
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ついに宮城へ!

HB-E210系を牽く金太郎

そして、つい先ほど所属地となる「小牛田運輸区」に無事に到着しました!
最初の写真はその直前、東北本線・愛宕駅での「HB-E210系」通過シーンです。

その姿は、よく比較されていたキハE200系というよりは、新潟地区に最近導入されてきたE129系の外観に近い感じですね。フロントガラスの下が外側から内側貫通扉に向けて下がるラインになっています。そのあたりもやっぱりE129系譲りの感じ。

カラーリングは仙台近郊ではなかなか見られなかった斬新な印象です。

牽引してきたのはこちらの金太郎(EH500型交直流電気機関車)。2号機ですからプロトタイプを除くと1期型です。深みのある赤が素敵です。

お顔はEH800に似てますよね。

こうして長い旅を終えて小牛田(こごた)までやってまいりました。

区内作業はDE10が活躍!

IMG_3126 (480x360)EH510はここでお役目を終えてデーテン(DE10)に交代。
入れ替え作業を行います。

ここ「小牛田運輸区内」での「主」はやっぱりデーテンなんですね。きちんと整列するよう、整えるというか、全体を仕切っているかのようです。

やがてHB-E210系は小牛田運輸区の先輩たちの間に案内され、
「あ、ど~も!お世話になります!」
なんて言っているように見えたり。

いずれにしても、これからの活躍がとても楽しみな車両です。
HB-E210系の営業運転は6月ごろからの予定だそうです。

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