【特別編】太平洋フェリー・ニューきたかみ【本日デビュー】2019/1/25 | 列車データ館
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【特別編】太平洋フェリー・ニューきたかみ【本日デビュー】2019/1/25

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太平洋フェリー・ニューきたかみ とは?

◆ 20019年1月25日、ニューきたかみがデビューします。太平洋フェリーは宮城県・仙台港を中心にして北海道の苫小牧港と愛知県の名古屋港を結ぶ航路です。

夜行列車の大半が姿を消した今、ゆったりとしたナイト・トラベルを楽しめる乗りもの、トラックドライバーの過労防止の手段としても大いに活用され、人気が高まっています。働き方改革の有効な一つとなるかもしれませんね。

 

私自身も昨年の夏に太平洋フェリーのフェリーいしかりに乗船し、身体的にずいぶん楽な移動ができたり、音楽のショータイムディナーバイキングを楽しんだり水平線に昇る朝日を体験でき、鉄道ファンでありながら「これもありだな!」と感じさせられた、貴重な体験でした。

この太平洋フェリーには、今回デビューのきたかみの他に、いしかりきそ の合計3隻のフェリーがあります。その中で、このきたかみはあとの2隻とは異なり客室フロアが2フロア(他は3フロア)で、その分乗用車の積載可能台数がかなり多く(146台)なっています。つまり、自家用車航送を望む方が多く乗船できるということになります。

★ 船内マップ

上述の通り、客室フロアは2フロアの構造になっています。6デッキと7デッキですね。

ではそれぞれのデッキごとのマップを拡大してみましょう。

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フェリー・ニューきたかみの船内探検!

宇宙空間を進むかのような雰囲気を随所に感じさせる船内はまるで物語に登場する宇宙船のよう。

【 エントランス 】。中央の階段ではプロジェクションによる演出が見られ、周囲は白を基調にデザインされた壁や天井が特徴です。イベントスペース売店、キッズスペースなどがあます。

まるで宇宙船に乗り込んだかのようなワクワク感と、これから始まる冒険への期待が高まる場所となるよう、光の演出にこだわった空間です。

※ 画像はすべて太平洋フェリー発行の案内パンフレットより。

【 ロビー 】~中央階段上の7デッキ~

中央階段に映されたプロジェクションと神秘的な光を宿した天井が美しい「クレセントテーブル」。クレセントムーンとは三日月であり、そんなおしゃれな造形のテーブルが優雅なひとときのムードを高めてくれることでしょう。

【 レストラン 】~7デッキ後方~

お食事はバイキング形式のレストランで楽しむのがおすすめです。こちらのエリアは他の部分とは一線を画した「地球」のイメージで、柱から降り注ぐ光は樹木の木漏れ日のよう。太陽の光により育まれる生命力を感じられます。

このレストランで安らいだ気持ちでお食事を楽しみ、満たされた後で再び宇宙の冒険へ。そんな彩り豊かな旅を楽しむことができるフェリー・ニューきたかみです。

 

【 大浴場 】~6デッキ左後方~

海を眺めながら大浴場で温まる・・・。最高の贅沢のひとときですよね。冷静に考えると当たり前のことではありますが、この大浴槽も右に左に波がゆらゆらして面白いんですよ。なかなか他では経験できないリラックスタイムです。

一方、ササッと汗を流したいだけの人には、通路の目の前にあるシャワールームがおすすめです。男性用・女性用それぞれの間にコインランドリーもあるので便利です。朝の日の出をしおかぜを浴びながらデッキ上で見て、ササッとシャワーを浴びてもう一眠り、そんなのもいいかもしれません。

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フェリー・ニューきたかみのお部屋のタイプは?

★ 特等和室~6・7デッキ~

3~4名で使用できる特等和室は6デッキ・7デッキそれぞれの前方左右の角部分に位置します。

たたみあり、障子ありの、落ち着きのある空間は、床面照明や天井照明でさらに暖かい雰囲気。自分がフェリーの上にいることをふと忘れるような特別な空間のモダンな和室です。柔らかな雰囲気に包まれてゆったりとくつろげます。BSデジタル放送も視聴できますが、TVを見るか景色を見るか、悩みどころになりますね。室内にバス・トイレ付ですので気兼ねなく過ごせます。

★ 特等洋室ツイン~7デッキ~

7デッキ前方、角部屋の特等和室にはさまれたエリアに並ぶのが特等洋室です。2~3名での使用となります。進む前方を眺めながら過ごせるのはプチ船長気分かもしれませんね。BSデジタル放送も視聴できます。

ホワイトと赤みがかったブラウンのコントラストが高級感と清潔感を引き立てた印象です。また、目立たない点ですが木目調の床が優しく温かみのある空間の名脇役となっています。

さて、こんな素敵な特等室ですが、いしかり・きそに対してきたかみは料金が安く設定されていて、特等室も例外ではないんです。なんと、名古屋~苫小牧で比べると2600円も安く特等に乗れるんです(※A期間・通常料金)。ぜひ利用したいものですね。

★ 1等フォース

太平洋フェリーで初めて採用されたお部屋のタイプです。

ベッド下段の仕切がないため、ベッド間の中央スペースを広々と使えるのが特徴のお部屋。解放感があり、同時に使い勝手がよさそうですのでお子様連れのご旅行やグループ旅行にとてもぴったりのお部屋だと言えそうですね。BSデジタル放送も視聴できます。バスの代わりにシャワーがあります。

位置は6デッキ前方(特等洋室の階下)または7デッキ前寄りの窓側両サイドで、合計12部屋あります。すべてのお部屋から窓の景色を眺めることができます。

★ 1等クロスツイン

こちらも太平洋フェリーで初めて採用されたお部屋のタイプです。

空間の高さを利用した斬新なベッド配置が特徴の一室。上下段で顔を合わせられるので、お子様連れにも安心です。白と明るい木目のカラーリングが開放的な空間を演出します。BSデジタル放送も視聴できます。バスの代わりにシャワーがあります。

合計33部屋あります。位置は7デッキ・6デッキとも窓側で、7デッキにおいては1等フォースの部屋割りに続く並びです。すべてのお部屋から窓の景色を眺めることができます。

 

★ 1等ウィズペット

名前の通り、ペット同伴・同室を目的としたお部屋で2部屋用意されています。何というか、かゆいところに手が届く、そんな印象のお部屋です。これまでも条件をクリアすればペットを乗せられないわけではなかったようですがいろいろと制約がありました。

愛犬家にとって大きな配慮ですね。お部屋の造りは1等フォースを同じような感じを写真では見てとれますね。位置は6デッキ右後方となります。なお、そのすぐ後ろの区画がペットハウス、ペットテラスとなっています。BSデジタル放送も視聴できます。バスの代わりにシャワーがあります。

 

★ エコノミーシングル/ドライバーエリア

相部屋ながら、個室のようにのびのびと過ごせる一室です。各寝台ドア付となっていて内鍵だけでなく外鍵もが完備されているため、セキュリティも安心。1人旅や出張などのご利用にもオススメです。BSデジタル放送も視聴できます。バス・シャワーはありませんので大浴場などを利用することができます。位置は6デッキの前方インサイドと後方右側乗船口付近にあります。

ちなみに、ドライバーズルームというのはトラックドライバーを対象にした専用ルームのこと。6デッキの左後方に位置します。

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★ B寝台・C寝台

このフェリーにおいて一番部屋数が多いのがB寝台で、200もあります。フェリー・ニューきたかみの旅客定員が535名ですから4割近くを占めていることになります。C寝台の方は48あります。この2タイプの違いはカーテンのタイプと小テーブルの有無。Bのカーテンはロールで、Cのカーテンは横引きのものです。どうやらロールの方がセキュリティ上の効果が高いとされているようです。

ここでちょっと新旧の比較をしたいと思います。

いしかりのB寝台は上下段の入口が別。

 

これまでの同社のフェリーのB寝台と今回のフェリー・ニューきたかみのものでは決定的な違いがあるのです。

写真では下段寝台が写っていますがその上段に行く階段が見えませんよね。二つの下段寝台が向かい合う形ですが、隣りの通路を入ると二つの上段寝台が向かい合うような作りです。でも、今回の配置は上下段が同じ向きなので家族利用にとても向いていると思います。そして、今までより寝台ボックスが長いので足元に荷物を置けるのも嬉しいですね。

部屋の位置ですが、B寝台はおもに7デッキのインサイドの大きなエリア、そして6デッキの右後方にも少しあります。そしてC寝台はその6デッキの右後方です。

★ 雑魚寝エリアはありません!!!

お気付きになったかと思いますが、現代のニーズからするとやはり雑魚寝ではなく個室又はそれに準ずるものが求められているんですね。ますます利用しやすいフェリーになりました。

◎ やっぱり電源コンセント!

スマホ、タブレット端末、デジカメ・・・やはりバッテリーを充電するための電源はどうしても欲しいというのが旅行中。すべての人にそれがあるというのは嬉しいですね。

まもなく営業開始!

まもなくデビューの時間が来ます。北海道でピカピカのフェリー・ニューきたかみがスタンバイしています。

今日のデビュー便は苫小牧から仙台。苫小牧発は19:00仙台着は一夜明けた26日の午前10:00です。仙台でその姿が見られるのももうすぐですよ!

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