2017年の風っこ湯けむり紅葉号+リゾートみのり!
紅葉が美しいことで知られる鳴子峡。
鳴子温泉で23分ほどの足湯タイムを過ごした後、いよいよ紅葉を眺めるスロー運転!というスペシャルプランを持つ列車がこの「風っこ湯けむり紅葉号+リゾートみのり」です。
ここ数年、この組み合わせが好評なので2017年も10/26を皮切りに、3週にわたって走る姿を見ることが出来ました。
最終日の前日となる、11/11(土)の風っこ湯けむり紅葉号+リゾートみのり号です。今日は強風が吹き荒れていたため大変な遅れが発生していました。何しろ、「もうそろそろ鳴子温泉駅を出発するころかな?」なんて思いながら中山平温泉駅前で待っていましたらLED表示器での「遅延情報」が流れているではありませんか。
それでいつもの「どこトレ」を活用して列車の位置と遅れ幅を確認しましたら、「北浦 82分遅れ」ということで、1時間20分ものびっくりするような遅延状況でした。
それで、撮影の予定を大きく変更してその他の用事を済ませ、上野目~池月間の長い直線のところに移動しました。
列車は一旦遅延が発生すると列車行き違いのためになかなか回復ができない様で、上り列車待ちのため岩出山駅で約10分の停車を余儀なくされ、大変そうでした。実際、ここにやってきたときには84分遅れでした。
鳴子温泉での足湯タイムもカットになったのでしょうか、中山平温泉では65分ほどになっていましたが、せっかくの乗車をされた方にとってはやっぱり残念だったでしょうね。
2017/10最終週から始まった風っこ湯けむり紅葉号+リゾートみのり(再掲)
陸羽東線・鳴子峡は紅葉シーズンに入りました。赤や黄色がちりばめられた鳴子峡の景色は本当に素晴らしいのですが、私たちにとってやはりこの季節一番注目したいのは「風っこ湯けむり紅葉号+リゾートみのり号」のスペシャルコンビ運転。
この車両コンビの列車と言えば、冬の時期に走る風っこストーブ列車もあるのですが、その際には鳴子温泉駅以西での運転はないため、鳴子峡の雪景色を見ることはありません。また、リゾートみのり車両はイベントスペースとしての連結で1両だけ使用するパターンが基本です。
さて、ここまでの3枚の写真の撮影ポイントは鳴子御殿湯駅~鳴子温泉駅の間の国道47号線沿い。国道上り線の左側が少し広くなっているあたりです。山際のアウトカーブになっている区間です。
冬にやってくるトランスイート四季島のような長い編成だと全く収まりきらないのですが、今回くらいの4両程度だとちょうどいい感じで迫力ある収まりとなります。もうちょっと天気が良ければ嬉しかったんですけどね。そこはご愛嬌です。
2018年の運転・動画でダイジェスト
平地で撮る~岩出山・有備館近辺
風っこ湯けむり紅葉号+リゾートみのりが岩出山界隈を通るのは、下り列車で10:30前後、上り列車だと16:30前後です。ですから、11月になろうかというこの時期ですと夕方撮影はかなり厳しいというのが正直なところです。(このページ、さらに下のほうに画像があります。)
それで、午前の下り列車狙いで有備館の800mほど西、旧踏切跡のあたりで撮影してみました。少々光線が難しく、順光になるのは後追いであることがお分かり頂けると思います。でも、少々離れた位置から俯瞰するといい写真が撮れそうだという印象でした。
ちなみに、先頭部分を撮影するとこうなります。実を言うと、本当なら線路の向こう側(水路沿い)の側から撮るといいかなと思ってロケハンしたのですが、まだまだ雑草の茂り具合が撮影向きでなく、逆に線路の反対側(撮影した側)の方はススキがいい感じだということでこちらにしたんです。
これが、リゾートみのりが新庄寄りで風っこが仙台寄りだったら良かったんだけど・・・なんて、言ってみても始まらないことを思っちゃいました。
さて、この辺りから江合川を渡って上野目・池月へとつづく線路は左右に山があまり迫っておらず、鉄橋⇒きれいなカーブ⇒長~い直線といった具合にそれぞれに特徴ある平地区間が訪れますので、お好みにあわせて狙うといいと思います。
田園風景の西古川~東大崎~西大崎
ササニシキ・ひとめぼれ発祥の地というくらい、宮城県を代表する穀倉地帯・古川。そんな田園風景と絡めながら撮影するなら塚目駅より西のしばらくの区間がよさそうです。
西古川駅の東西両側はいずれも大きなカーブになっています。下りで言うと、西にまっすぐ進んでいた線路がここから90度向きを変えて北に向かうといった具合です。
画像はいずれもそこからもう少し進んだ西大崎。旧自治体で言うとここから岩出山エリアに入ります。この辺りはこの冬に圃場整備が行われるため景色が大きく変わる可能性があります。おそらくここに移っている畦道は縦のラインが消滅し、横のラインが太くなるのだとか。
いずれにしても、田園風景の季節ごとに移り変わる景色の表情と列車のコラボレーションが楽しめる路線です。
上り列車風っこ湯けむり紅葉号の撮影はやはりちょっと厳しい
新庄駅を15:00に出発する風っこ湯けむり紅葉号+リゾートみのりは、宮城県内に入るともう夕方。16時ごろに鳴子温泉駅です。奥羽山脈の東側にあたる鳴子温泉では山陰のためすでに日が陰ってきている時刻です。
そして岩出山では16:30頃。もう実際に日が落ちてしまいます。画像は東大崎地区ですが、感度を上げてみてもこんな感じ。風っこであることは確認できますけどね。
~風っこ湯けむり紅葉号+リゾートみのりの時刻表~
この列車、まだ見ることが出来ます。11/4,5 10~12の5日間、ぜひ見にいらしてください。撮影に際にはマナーを守ってくださいね。
鳴子峡・大深沢橋(国道47号)から見下ろすポイントはかなりの人だかりですので、安全に気を付けてくださいね。
↑ JR東日本・仙台支社サイトから拝借