発車後の光景【大阪~新大阪】
◆しなやかにゆるやかに
・今年3月、寝台特急あけぼの号の廃止にまつわる
TVドキュメンタリー番組を見たときのこと、
その機関士さんは列車に振動を起こさないために感覚を研ぎ澄まし、
「1両目、2両目・・・」と確かめながら推進力を上げていく
熟練の運転の様子が映し出されていました。
自分の部屋で窓の外の11番ホームを眺めていた私にとって、
トワイライトエクスプレスの発車はその番組を思い出すようでした。
予想していたような「ガッチャーン」と音を立てて「動き出した!」
と感じるものではなく
「あれ?動いてる。」といった感覚。
トワイライトエクスプレスについて
「カシオペアより振動がある」と指摘する人もいて、
確かに構造上その意見は正しくて当然だけれど、
私にとっては驚きの静かさを感じたスタートでした。
◆旅の初めに「いい日旅立ち」
・ゆったりと大阪駅を出発したトワイライトエクスプレスの車内では、
旅人の心を高揚させるこの音楽とアナウンスが流れます。
そう、「いい日旅立ち」です
♪~今日は、トワイライトエクスプレスに
ご乗車いただきましてありがとうございます。
皆様の夢を乗せまして、トワイライトエクスプレス、
大阪駅を発車いたしました。~♪
シャワーカードのタイミングは・・・
●いい日旅立ち、そのあとで・・・
・大阪を出た列車は少しずつスピードを上げながら新大阪に向かいます。
旅のプロローグともいえる「いい日旅立ち」のメロディーと案内放送を聞いたあと、
列車は淀川鉄橋を渡り、進行方向右側の窓ではちょっと有名な赤川鉄橋も見えます。
さて、シャワーカードの購入は早くしないと!
との思いで急いで3号車の食堂車に行ってみました。
すると、シャワーカードの受け付けは新大阪駅発車後です。とのこと。確かに、考えてみると「大阪~新大阪」間で全部枠が埋まってしまっては、新幹線からの乗り換え客にちょっと申し訳ないですよね。
とはいえ、大阪から乗車することによって「先に並ぶことができる」というアドバンテージはありますね。
●これがシャワーカード!
・ちょっと古い言い方ですが、テレホンカードやオレンジカードのようなプリペイドカードタイプの「シャワーカード」です。食堂車に行って「シャワーカードお願いします」と言えば、空いている時間帯の表を見ながら希望に応えてくれます。シャワー室は「A・B」の2室あるので、そのいずれかを指定してもらって自分の時間になったら使用できます。4号車のサロンカー内にあるので、もし前の人がまだ使用中ならサロンカーで腰かけて待つことができます。ちょっとイラッときても、せっかくのゆったり旅、気持ちもゆったりして過ごしたいものです。
・タイムリミットは30分間、その内お湯が出るのはトータル6分間となっていて、出したり止めたりしながらお湯が出ている正味時間の合計が6分ということです。実際に使用してみると、男性なら十分すぎるくらいかと思います。女性でも、髪の長い方でなければそれほど慌てなくて大丈夫ではないかと思います。
新大阪から旅は本格的に・・・
●全体的な案内の放送が入る
・停車時間は意外なほど短い新大阪駅ですが、新幹線との接続駅なのでやはり重要。
それで、この駅を過ぎてから全体的な案内の放送が入ります。
↓ から音声を聞くことができます。(映像なし)
●鉄ちゃん必見のスポット
・ほとんどの個室で見ることができない必見スポットが向日町!(と長い間呼んでいた、吹田総合車両所京都支所…だったかな)。西日本最大級の車両基地ですよね。走っている列車内からじゃうまく撮れないとわかっていつつ、必ず写真を撮ってしまう場所でもあります(笑)。この日も、数多くの車両が停まっていました。国鉄型から最新型車両、通勤型も特急型も、DLもELも・・・。もちろん以前とは車両たちの世代が大きく変わってきました。
●切符拝見とルームキー
・切符拝見!と車掌さんがやってくるのもこの後。順番に回ってこられるので「何時ごろ」とは一概に言えませんが、私が乗車した5号車8番には12:22分ごろ(京都駅到着の少し前)に来てくださいました。
・ここでようやく、ルームキー(カードキー)をいただくことができます。使い方も丁寧に説明してくださいます。閉めるときは、緑色に光っている(部屋番号が書かれた)ボタンを押してからカードをリーダー溝に通します。開けるときはもう一度カードを通すだけです。
・というわけで、この時点まではセキュリティーにちょっと難ありなので、シャワーカードの購入などで立ち歩くときにも貴重品は身に着けておきたいですね。また、シングルツインだった私の場合、大きな荷物も寝台の上段の奥の方に置くなどの工夫もしました。
トワイライトエクスプレス同士のすれ違い!(レアケース)
・京都駅に近づいてくる頃、トワイライトエクスプレスのファンなら注目のシーン!
同じ列車同士のすれ違いが、見られることがあります。
ただし、そのための条件として、
1・前日に札幌発のトワイライトエクスプレスが運行される日であること。
2・両方が定刻通りに走っていること。
が必要になります。