TE思い出箱 >旅日記 >4・びわ湖&食堂車
1時間近いびわ湖沿岸路線
・おなかをすかせながら比良の山地を眺めて過ごしていると、小野駅を通過するころに車内放送がなりました。びわ湖について簡単な解説をする放送です。この列車ではこの後も随所でこうした案内が流れて乗客の皆さんを楽しませてくれます。
・同様の案内サービスを部分的に取り入れている列車はところどころ見られますが、何度もそれを聞くことができるのはトワイライトエクスプレスの特徴のひとつでもありますね。このようなプチ観光案内は長距離列車の魅力を増してくれる良いサービスだと思います。
◆最初の運転停車・お先にどうぞ~サンダーバード19号
・まもなく食堂車のランチタイムが始まるかなという頃、列車は近江舞子駅に到着しました。
この駅は旅客扱いをする駅ではなく運転停車の駅です。つまりドアは開かずにただ停まるだけ。それは後発の特急サンダーバード号に道を譲るためです。
・それにしてもすごいですね。12:12に大阪駅を出たサンダーバード19号がここまでであっという間に22分の差を追いついてくるんですもんね。
・通常は5分間の停車予定で13:04に近江舞子駅を出発する予定のトワイライトエクスプレスですが、この日はサンダーバードが遅れていたようでそれを待っていたトワイライトエクスプレスも、京都駅出発時と変わらない3分遅れで出発しました。
食堂車・ダイナープレヤデスを堪能
・近江舞子駅停車中に営業開始した食堂車・ダイナープレヤデス。ありがたいことに、私たちは13:00ちょうどからテーブル席に案内していただき、第一陣のランチを楽しむことができました。 ⇒食堂車の造りについてはこちら
・さぁ、何をいただこうか。
実は、「車内営業のご案内」という3つ折りのパンフレットが各寝台に置かれていまして、前もってメニューを見ておくことができるんです。(私はもちろん、トワイライトエクスプレスの特集が組まれた本などで前もってメニューを見ていましたけど)。
・食堂車は定員が限られていますから、メニュー選びにあまり時間をかけていては待っている方々に申し訳ないですから、事前に決めておいたメニューをすぐに注文したいものです。もちろんスタッフの方が来られるのを待ってですが。
◆ランチメニューの一例
・いずれもおいしそうなものばかり並ぶメニュー。どれも食べたい!と言いたいところですが、欲張って詰め込んでも「良さが半減」してしまいますから、私たち家族は食べたいものを3つに絞りました。
- ハンバーグステーキ(¥1420)
- 自家製ビーフカレー(¥1080)
- オムライス(¥980)
ちなみに、私たちは夫婦と幼い子供1人ですので、これで十分でした。お望みの方はスープやサラダ、パンまたはライスなどを組み合わせたセットの「ランチセット(A~D)」などを組み合わせることができます。個人的には海老マカロニグラタン(¥930)も捨てがたかったのですが、おなかのスペースが空きませんでした。残念。
◆びわ湖を見ながらのランチ
・目の前に整然とスプーンやお箸などが並んだだけでワクワクしてしまいます。そして、お料理が運ばれてくるまでの間しっかりとびわ湖を眺めることができます。そうです、なにも慌てて琵琶湖を見ようと必死にならなくても十分にみられるんですね~。(もっとも、びわ湖南部の特定の景色が好きなら別ですが)
・びわ湖と湖西線の間の距離は遠くなったり近くなったりを何度か繰り返しますが、大津京からマキノまでの約1時間の間じっくり見ることができるチャンスがありますから、焦らず楽しんでくださいね。ちなみに、敦賀駅到着が13:46ですから、ダイナープレヤデス(食堂車)で食事を楽しみながら見られるのは第一陣だけになるかもしれません。
お隣の4号車サロンカー「サロンデュノール」で景色を楽しむのもひとつの方法かと思います。
この後はいよいよ北陸地方・福井県に入ります。