ー=◆ 総合索引はこちら ◆=ー

【1987年10月】北半九州修学旅行へ~前半~

・スポンサーリンク・
鉄道旅行記

でも、そこまでは歩いて結構な距離があるようなので、
そこに着くまで長崎の見所をチェックして行こうぜ!
ということで僕らはめがね橋のところを通っていくことになった。

めがね橋
おぉ、これかこれかぁ。という感じでめがね橋を確認。
アーチ状の橋の上は我が校の生徒たちで溢れかえっていた。
「崩れるんとちゃうかぁ?」と笑いながらそこを出発。

歩いてさらに進んでいくと、関西ではなかなか見かけない
「カナダドライ」の自動販売機があるのを見つけた。

みんなは「ジンジャーエールなんか大阪にもあるやんけ」と言う。
そう、関西に住んでいるとカナダドライ=ジンジャーエールと思い、
コカ・コーラ社の自販機で買うものと思っている人が大半なのだ。

でも、長崎でこのカナダドライのシリーズに出会い、
本当は全部買いたかったがとりあえずここは我慢して
グレープ味の炭酸飲料を飲むことが出来た。
もちろん、その空き缶も記念に持ち帰った。

ところで、なかなか着かない自由飛行館。

誰からともなく「まだ着かへんのかぁ」と一声。
実は、メンバーの誰一人として正確な場所を知らないまま、
何となくこっちの方・・・ということで歩いていたのである。

「うそやろぉ!」

行き方もわからないまま中島川に沿って西へと進んだ。
とんだ長崎市内観光だ。

そして、一番のさだまさしファンで自由飛行館の情報を記憶している中西君が、
「たしか・・・興福寺かそうふくじか・・の近くの場所だったはず・・・」
という、何ともぼんやりした記憶を搾り出すように語り出した。

そして地図を見てみると、それらしいものがある。
「でも、両方あるやん。一体どっちなんや?」そうつぶやいたが、
興福寺の方は、ちょっと前に目の前を通り過ぎていたと気付き、
「それじゃあ、そうふくじの方かな」 ということで、それを目指すことにした。

何だか琉球風の崇福寺が見えたとき、そのすぐ右に目をやるとプロペラ機の絵。
そう、正しかったようで、僕らは到着できたのだった。
自由飛行館

ちなみに、この「自由飛行」だが、さだまさしのレコード会社がfree flight recordで、
そのまま日本語に直したもの。黄色いプロペラ飛行機のマークが目印だ。

僕たちは、中の喫茶コーナーに入ってまずメニューを眺めてみた。
僕がさだまさしの歌の中で好きな歌は「パンプキンパイとシナモンティー」で、
それにあやかって、その両方を頼んでみようとしたが、パンプキンパイは
メニューにはなかったため、仕方なくシナモンティーのみ注文した。

初めて知ったが、シナモンの枝というのは薄皮を巻いたようなものだった。
テーブルに置かれたシナモンティーに、僕は何も考えずその枝を実際に使って、
ふと我に返った。
「記念に持って帰ったらよかったのに!」
そう言って、すぐに拭きとり、乾かして持って帰ることにした。

そのあと、お店の一角にあるさだまさしグッズのコーナーを見て回り、
窓際のところに置かれていた水色のポーチを買って僕らは店を出た。

さて、これからやっと昼飯じゃ!中華街に行ってうまいもんを食べるぞ。
元気よく店を出た。そして言った。

「中華街ってどっちの方やろ?」

タイトルとURLをコピーしました