鉄道旅行記

【1987年10月】北半九州修学旅行へ~後半=帰阪~

さだまさしの喫茶店自由飛行館を出た僕たちは、新地・中華街へ。

何でこんなに元気なん?というくらいの勢いで歩き始め、
まるでアホのひとつ覚えの様に「ちゃんぽん食うで~!」と、連呼する一行。

時刻はすでに1時を大きく回っていた。当然ながらお腹はペコペコ。
考えてみると平和祈念公園に行き、長崎駅に立ち寄り、そこからめがね橋、
自由飛行館と進んだその全行程を歩きで行ったのだからその時刻も当然だった。

やがて、「もぉ、倒れるぅ。」と言いつつ早歩きで中華街に入り、ある中華料理店へ。
お店に入るなり、みんなはすかさず「ちゃんぽん!」と声を合わせて注文したが、
僕はその場で心変わりして、「皿うどん!」と、和を乱した。

さっきまでの「ちゃんぽん食うでぇ」は一体どこへ行ったのやら。

しばらくして料理が出てきた。みんなはスルスル、僕はバリバリ。
それぞれに違う音を立てながら空腹のおなかは満たされていった。

ようやく食事を終えた僕たちは新地・中華街をぶらぶら散策した。
ふと目に留まったべっ甲細工のお店でメンバーの何人かがお土産を買っていた。
そこにあったバイオリンを象ったべっ甲細工はすごく奇麗だったが、眺めて満足。

僕はその隣りのビードロ細工のお店で、お土産を選ぶことにした。
ビードロとは、ガラス管の先が丸く大きく膨らんだ様な物で、可愛い。
息を吹き入れると、先の部分がペコッペコッと音を立てる。
ちょっと昔風のインテリア兼玩具といったところだ。

こうして、長崎市内の見物を予定通り終えた僕たちは大通りに出た。

そこで、路面電車の停留所(長崎電気軌道)に並び、
ちょっとしたプチ鉄道旅行を楽しむことにした。


よく見てみると、同じようにして路面電車を利用する牧野高校の生徒が大勢。
混雑具合だけ見ていると大阪市内の通勤電車の状況とさほど変わらなかった。

もっとも、路面電車は一両で走っているのだが・・・。

僕たちは電車に乗り込み前方に立つことができたので中から前方を見つめ、
景色を眺めた。すると、線路が別の方向と分かれていくのが見えた。

そこで、さだまさしの「長崎BREEZE」 という歌を思い出した。

「気付かぬうちにポイントを乗り換えていた
あの時も後で乗り違えたことに気付いた・・・・」

そんな歌詞があったなぁと思い出しながらボーっとしている間も電車は進み、
長崎駅前を通り過ぎて、ついに浦上のセンチュリーホテルに到着した。

一日の市内観光は、おそらくみんなが行った所とはあまり重ならなかっただろう。
グラバー邸もオランダ坂もまったく行かなかったのだから。

一日フル活動の長崎観光を終えてくたくたに疲れたので
部屋に戻ってみんな昼寝を始めた。
周りで何が起こっているかも全く気付かないほどの爆睡。

気が付いたときにはもうすっかり日が沈み、夕食の時刻になっていた。
そうして、館内に修学旅行生全員集合の放送が流れた。

クタクタの後の爆睡の後。当然ながらおなかペコペコ。
いただきますと同時に、がっつくようにバクバク食べた。

と、そこに担任のK牧先生が僕に近づいて来られ、声をかけられた。
「おい、ちょっとこっちに来い。」
えっ?何だろう。(今日は)怒られるような事をした覚えがないけどなぁ。
と思いながら先生についていくと、「お前のおじいちゃんが面会に来られたぞ」
と、僕にとってはサプライズな出来事が!

僕自身はそれまでにも長崎のおじいちゃんとの接触があまりなかったため、
このたびもあえて連絡を入れることはしなかったのだが、
一緒に来ている同学年のいとこが前もって連絡をしていたらしい。

それで、がっついていた食事もそこそこに久し振りにおじいちゃんと話した。
しかしおじいちゃんは数年後に亡くなり、僕にとってはそれが話をした最後の日。
あまりにもあっけなかった。

と、話は戻るが、そんなサプライズの中、九州最後の夜が過ぎて行った。
でも、考えてみると晩御飯をちょっとしか食べていない。
腹ペコだったのに食事を中断したため、空腹のまま最後の夜が過ぎてゆく。

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