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【1987年8月】2度目の隠岐旅行へGO!

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鉄道旅行記

ふ~っと安堵のため息をついて時計を見ると・・・まだ29分。
列車の扉はまだ閉まる気配がない。

しばらく経って、何人かの人たちがさっきの同じ列車から、乗り換えてきた。
なぁんだ、ゆっくりでも良かったのか? ・・・・・確かにそのようだ。

そして電車は7時31分になる直前に扉を閉じ、動き出した。
このあたりの区間の下り列車は超満員になることはそう多くないようだ。

夏休みの旅行も鈍行の人は限られ、青春18きっぷか鉄道マニアくらいか。
というわけで車内に“余裕”をのせて電車はぼちぼち西へ進む。

姫路から二つ目の駅は網干駅。初めて来る場所だが、耳慣れた駅名だ。
それは2回目の大阪駅撮影会の夜、ホームに響いた放送の印象だろう。
「本日最終の快速電車、網干行き~」と何度も確認するように響いていたあの日。

相生駅を過ぎてまもなく上郡。その先は関西圏で聞く駅名はほとんどなくなった。
しかし、今朝聞いた名前が!それは瀬戸。
もちろん朝見たのは遅れて運転していたブルートレイン瀬戸。
でもその朝のサプライズの嬉しさをまた思い起こさせてくれた。

ナイスミディパスや青春18きっぷの横断幕が当時をしのばせる。

やがてその後、8時56分、定刻通りに岡山駅に到着した。
今回は乗り換え時間13分。ゆっくりと移動しても大丈夫だ。
駆け足で行くこともなく、特急やくも1号の待つ7番線ホームへと歩いていった。

381系電車は全国で3種類の特急に使用されていたが、中央本線の特急しなの
紀勢本線の特急くろしお に続いてこの やくも を見たことで制覇したことになる。
走り回ることもなく、落ち着いて、静かにたたずむJR岡山駅7番線ホーム。

同一の旅行行程なのに、姫路駅とは大違いのこの余裕。
通勤通学時間帯も過ぎた駅構内はとても静かだった。

L特急やくも1号に乗る人はほとんど座席に着き、
あとは時折旅行者が乗り込むのがちらほら見えるだけ。

そして始発駅・岡山出発の時を静かに待っていた381系電車の発車の時が来た。

ページ:1 出発前の大阪駅 2 午前6時。いざ出発! 3 1分の乗り換えは可能か?

4 快晴の伯備線をいく特急やくも1号 5 やっぱりディーゼル王国

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