鉄道旅行記

【1987年8月】隠岐の島でのSUMMER VACATION

こうして今年も鉄道から隔絶された島へとやってきた。
快晴の下、隠岐汽船フェリーおきじ の旅は去年よりずっと快適だった。
とにかく晴れやかな青空!波も穏やか!ベストコンディションだった。

こうして本当に気分爽快で、船を降りて おき西郷港に降り立った。
自転車を掛ける肩の痛みにも最初の頃よりだいぶ慣れ、階段を降りた。

さて、港には親友が車で迎えに来ているのかと思いきや、違っていた。
親友に頼まれて迎えに来てくれたのは去年親しくなった西田さんの奥さん。

4WDのワンボックスの軽自動車で来てくれた。
それはちょっとありがたかった。
遠慮なく輪行袋の自転車を荷台に載せられるからだ。

布施村に続くクネクネの山道をヨッコラショと走る姿は、
まるで、となりのトトロの冒頭の引越しシーンのような風景だ。

そんな訳でエアコンOFFで窓全開で走ったが、この日の暑さは特別。
到着した布施村の浄土が浦には大勢集まっていて、みんな友達らしい。
僕もそこに加わらせてもらって思う存分泳いだ。

ちなみに僕はかなづちである。

布施村・浄土が浦は言葉に表せないほど透き通っていて奇麗だった。
その海の透明感はまるで吸い込まれるようで、泳げない僕には恐いほど。
みんなは潜ってウニやサザエを獲ってきて、何やら楽しそうだった。

それはいわゆる「海遊び」というらしい。

獲れたて魚介類の大盤振る舞い、贅沢食材の宴なのだ。
まずは、名物バクダンおにぎり
炊きたてアツアツのごはんに獲れたてウニを混ぜ、布施村産の岩海苔を
巻いてから甘口のしょうゆにドボンとつけてすぐ引き上げる。
こうして、すっごく香りのいい「バクダンおにぎり」の完成。

それから続いてサザエのつぼ焼き。
最初のうちは上手に取り出せずに苦労したが、幾つも食べるうちに上手になった。
つまり、こうして幾つも食べられるところがすごいのだ。

サザエを食べてご満悦!なんて言っているうちに親友が仕事を終えてやってきた。
今夜はどうやらみんなで西田さんの家に泊まることになっているらしい。

僕はそこに居合わせた板倉君という同じ年の子と、仲良くなった。
彼は米子から夏休みで遊びに来ているらしい。
趣味は「日本各地の梅干を食べ歩くこと」という、ユニークさ。
そんなおもしろさにもかなり共感したのだと思う。

夕食を終え、何人かが「夜釣りしたいねぇ」と言い出し、海まで歩いていった。
村役場近くの岸壁で海を見下ろすと、そこには悠々と泳ぐひらめの姿が。
釣りの趣味がさっぱりの僕が見ても「これなら釣れる」と思えるほどたくさんいた。

僕は板倉君にもらったカリカリ小梅をほおばりながら海から西田さん家に戻った。
隠岐の島・島後東部の布施村、西田さんの家。

朝起きて、外を見るとやや曇り空。昨日の青空はどこへ行ってしまったか。
それでも朝食をいただいてから海に出掛けた。
ちょっと冷たい海だったが、大阪では滅多に味わえない海水浴。
だから精一杯楽しませてもらった。(合宿で味わったばかりだが?)

実を言うと、この冷たさがむしろ皮が剥けた背中に心地よく、
まだわずかに残っていたポロポロ皮膚を落としてくれた。

こうしてまた一日を過ごし、再び西田さんの家で夕食をいただき、
さらに別の友人の車に載せてもらって、親友の家へと向かった。
西田さん、ありがとうございました!。

さて、車で到着したのは、昨年の夏に泊まった西郷・岬の家ではなかった。
どうやら親友は、職場の店主さんのご好意で奇麗な一軒家をお借りして、
今はそこに住んでいるのだと言う。

親友は先に到着して僕を待っていた。
「へ~、いつの間に引越ししたん?しかもこんないい家に」

そう尋ねると一言、
「そやなぁ、電話番号も変わらんから何も連絡してなかったっけ」。

それにしても、この生活レベルの変わりようにはただただ驚いた。

でも、このビックリ以上に疲れてなれない場所で過ごしてクタクタだったので、
この日はおしゃべりもそこそこに、早めに床についた。

ちなみに、鉄分の禁断症状はまだ現れていない。

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