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【1985年冬】青春18きっぷで行く「机上鉄道旅行」

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高校受験を来春にひかえる中学3年の冬。
別に勉強をするわけでもないが、鉄道旅行とは無縁の日々を送っていた。

そんな僕の鉄分は時刻表だけ。机上鉄道旅行、つまりイメージトラベルが唯一の楽しみ。

さて、ある日僕が目指した旅先は北海道。
しかも青春18きっぷでドン行の旅。

一日で北海道に行けるわけはないのだが、
とりあえずどこまで行けるかやってみることにした。

早朝の京都駅(のイメージ)。
京阪電車の始発より早い時間帯なので、ここまでは自転車でOK!(のイメージ)。

いつも見慣れている北陸本線・湖西線のページを見て、
もう一つの見慣れたページ、東海道本線・山陽本線上りのページを見比べ、
どちらが琵琶湖の北、近江塩津、敦賀に早く着くのかを確かめてみる。

やはり湖西線の勝ち。でもその時間差は意外と大きくなかった。

というわけで、湖西線で敦賀へ。
そして北陸本線でさらに北上。

福井駅では少し乗換時間がかかる。じゃあここで羽二重餅でも食うか!

ちょうどこの頃、寝台特急車両だった583系が改造されて生まれた419系が、
北陸本線に配置された事を思い出し、それに乗っての旅を思い浮かべた。

さらに先へと進み、金沢へ。
この近辺は幾らか列車本数があるが、富山から先に入ると随分少ない。

地方の幹線鉄道はまさに特急が支えているのだと実感。
青春18きっぷも特急に乗れたらいいのに~  (そりゃ大赤字だ)

富山ではまた次の列車まで時間があるから、駅弁でも食うぞ。
富山と言えば、ますの寿司!だ。これを食べないわけにはいかないぜ。

やがて次の列車。魚津では富山地方鉄道と平行して走り、糸魚川、直江津へ。
越中宮崎は先の修学旅行で見た駅だ。

その後も乗換を繰り返す。直江津、青海川、柏崎と進む。
この柏崎駅からは日本海沿いの出雲崎、分水方面への越後線が出ている。
しかし、列車本数が少ないため却下。
順当に信越本線で長岡、三条、加茂、新津へ。

新潟を経由してしまうと白新線で新発田へと距離が長くなるためタイムロスが出る。
そのため、新津駅から羽越本線に入り、新潟駅を回避するルートを選んだ。

新津駅から新発田、村上と進み、東北地方・山形県入り!鼠ヶ関駅到着。
しかしこのあとはあくる朝まで列車はない。

ずいぶん進んでは来たが、北海道は遠かった。もはやこれまで。

それでも考えてみれば、特急白鳥に乗っても朝10時台に出て、
日付が変わる頃に青森に着くのだから、鈍行でここまで来ただけでもすごい。

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と、こんな事をして遊んでいた中学3年の冬。

ふと思い立って、先ほど「今なら鼠ヶ関より先まで一日でいけるかな」と、
現在の時刻表で確かめてみた。その結果は・・・・・・

やっぱり鼠ヶ関までしか行けなかった。
今も、ちょっと昔も地方の幹線鉄道は特急が支えているようだ。

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