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深夜の保線。陸羽東線のレール交換作業風景

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鉄道コラム

やってきた“夜行列車”

この日の最終列車が22:56に出発した陸羽東線・西大崎駅。

それから約30分後に何やらいつもとは違う音が線路上を進んでやってきた。
「何が通過するんだろう?」
そう思って線路上に目をやるとその“列車”は停まった。

モーターカーを中心にした光の点線が目の前に広がった。
レール運搬「列車」遠景、そして全景。
レール運搬「列車」遠景レール運搬「列車」全景

 

これを列車と呼んでいいのかどうかは反論もあろうが、
闇夜に輝く「灯り」が線路上にある姿にすっかり心奪われた。

中心にいるのは、ここ陸羽東線で度々見かけるモーターカー。

MR600というタイプのものだと思われる。このモーターカーの照明がひときわ明るく輝きを放っているが、その前後両方に3連ずつのレール運搬用の台車のようなものが連なっていて運んでいるようだ。

モーターカーの右・1台目モーターカーの右・1&2台目

静寂に軽く響く金属音とクラクション

撮影しているのは日本海ファクトリーの事務所で、線路までは150m少々あるのでそこで行なわれていることの詳細までは見えない。しかし、金属同士が軽くぶつかり合うような音や作業員さんたちの声が聞こえるその光景は、安全を守る仕事をしている方々の真剣さが伝わってくるような感じがした。

しばらくするとクラクションが響き、この「列車」全体がレールの長さ分?移動し、また一連の作業工程が進められる。そしてまたクラクションの合図とともに・・・・。

約1時間で「列車」は引き上げた。

モーターカーと左半分この作業はかなり重労働で危険も伴うものに違いない。それに携わってくださっている方々には心からの敬意を表したい。安定した安全運行は夜間労働を買って出てくださっているこうした方々の手にかかっていると言っても過言ではないのだから。

窓の外をちらちらと眺めつつウィスキーをたしなんでいた私だが、少し目を離していたすきにこの日の作業が終わったらしく、「列車」は来た方角に戻り始めた。

レールを乗せているからなのか、走りゆくジョイント音がどことなく金属的な音に聞こえた。

約3分の動画撮影

日々の安全業務、お疲れ様です。

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